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京田辺市は、京都府南部に位置しており、大阪府枚方市と奈良県生駒市とも接しています。本市は、このエリアを含む南山城地域の行政、経済、文化の中心として発展してきました。寺社仏閣が名所となっており、その一つの「観音寺」には、国宝である十一面観音立像が安置されています。また「酬恩庵」もこの地域の有名な寺院の一つです。「一休寺」とも称されるように、一休さんの呼び名でも知られる「一休宗純」という僧侶が、草庵を結んだことで知られています。そのため境内には、一休のとんち話にも登場する「このはしわたるべからず」の橋が架けられているほか、一休宗純の木像が建てられています。久御山町は、久世郡と呼ばれるエリアに属しています。町域の北部は、巨椋池干拓田と呼ばれる稲作地帯が広がっています。国道1号線を挟んで西側では「淀大根」という地域ブランド大根の生産が盛んに行われています。干拓田の南には、久御山工業団地があり、金属加工やプラスチック加工、食品製造といった事業所が多数置かれています。
薬局・調剤薬局は、薬剤師が薬を調剤して販売する施設のことをいいます。その数は多く、2017年度末時点で6万店に達する勢いです。施設には薬剤師が常駐していることと、調剤室があることが求められます。また、医薬品の処方は医者、調剤は薬剤師という専門家が分担していますが、医師の診療の後に発行された処方箋を受け付けることができるのは薬局だけです。この「医薬分業」が行われているおかげで患者は最低限の量の薬で最大限の効能を受けることができ、適正な薬代で治療を受けられるという仕組みになっています。薬局の仕事としては、調剤業務に加えて、医師の処方箋と患者の体質や病歴を確認して服薬指導を実施したり、最近では適切な投与量を判断するために薬剤を調査するなどの臨床活動を行っている薬局もあります。そのほか、厚生労働省によると薬物療法にも在宅対応が必要になるといわれていますが、休日も対応できる常勤薬剤師の数は少なく課題となっています。