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京田辺市は、京都府南部に位置しており、大阪府枚方市と奈良県生駒市とも接しています。本市は、このエリアを含む南山城地域の行政、経済、文化の中心として発展してきました。寺社仏閣が名所となっており、その一つの「観音寺」には、国宝である十一面観音立像が安置されています。また「酬恩庵」もこの地域の有名な寺院の一つです。「一休寺」とも称されるように、一休さんの呼び名でも知られる「一休宗純」という僧侶が、草庵を結んだことで知られています。そのため境内には、一休のとんち話にも登場する「このはしわたるべからず」の橋が架けられているほか、一休宗純の木像が建てられています。久御山町は、久世郡と呼ばれるエリアに属しています。町域の北部は、巨椋池干拓田と呼ばれる稲作地帯が広がっています。国道1号線を挟んで西側では「淀大根」という地域ブランド大根の生産が盛んに行われています。干拓田の南には、久御山工業団地があり、金属加工やプラスチック加工、食品製造といった事業所が多数置かれています。
グループホームとは、認知症の高齢者が少人数でグループを組んで共同生活を行うための施設です。専門のスタッフとともに、最大9人のグループで共同生活を営みます。スタッフがいるとは言えども、入居者たちは自立して生活することを目標とし、炊事選択などの家事を交代で行う形となります。入居には、65歳以上、かつ認知症の診断を受けており要支援2か要介護1の認定を受けていることが条件となります。認知症と診断された高齢者を家で一人にするのは心配である親族などの関係者や、暮らしてきたそのままの場所で過ごしたい高齢者にとっては大変有益な施設となります。地域密着型の施設なので、入居には住民票が必要です。ケア内容には、施設が在籍する地域との交流を深めるものも最近は多く取り入れられています。地域の方々に、認知症患者を知ってもらったり理解してもらうことで、地域として高齢者を支えていく基盤となります。対して、入居者に対する医療のサービスが介護付有料老人ホームなどと比べて整っていないところが課題と言われています。