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中京区は、京都市を構成する11区のうちの一つであり、現代でも市役所本庁舎が置かれる、市行政の中心ともいえる地域です。京都市営地下鉄の烏丸御池駅周辺にはオフィス街が、二条駅周辺には、「立命館大学」「佛教大学」といった教育施設が置かれています。区内には文化施設も複数あります。そのうちの一つである「京都国際漫画ミュージアム」では、小学校跡地を改築した日本最大の漫画博物館で、5万冊の漫画を楽しむことができます。区内に本社を置く上場企業も多くあります。その中には、精密機器メーカーの「島津製作所」、コンデンサ開発を行う「ニチコン」といった会社があります。観光スポットのひとつには、歓楽街である「先斗町(ぽんとちょう)」と呼ばれるエリアがあります。京都の五花街の一つで、お茶屋や料亭、レストランが立ち並びます。「先斗町歌舞練場」では、毎年5月に「鴨川をどり」という舞踏公演が行われています。区のほぼ中央には「錦市場」という商店街があります。生鮮食材や乾物、漬物、おばんざいといった食品の店舗が集まっており、京都独特の食材のほとんどがここで揃うともいわれています。その他の名所には、「二条城」があります。城内全体が国の史跡に、二の丸御殿が国宝、重要文化財等に指定されているほか、1994年には世界文化遺産としても登録されています。
その他の医療施設には、眼科医院や皮膚科医院、婦人科・産婦人科医院、精神科医院などがあげられます。ここで挙げたのは開業医院とされる施設です。「歯科」と「麻酔科」以外であれば、医師免許を持っていればどの科目でも開業することができます。そのため、どんな施設でも「内科」を標榜するところが多いです。昨今、地域包括医療の重要性が叫ばれている中、かかりつけ医と呼ばれる地域の開業医がマルチに病気を見ることができる重要性が高まっています。このような医院以外でも、健康相談を受け付けている公的機関もあります。例えば、精神保健福祉士や保健師が電話や面会というかたちで相談を受ける体制が整っている都道府県や市町村も多く存在します。乳幼児向け、高齢者向け、働く人の心の健康に関するもの、生活習慣病の指導など、健康相談と一言でいっても項目は様々あります。まだ病気にはかかっていないが悩みがある「未病」患者の方々の相談の第一歩として、行政のサービスが活用されることが望まれます。