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大阪府能勢町と豊能町は、府北西部に位置する「豊能郡域」にあたる地域です。両町とも、全域の標高が高く、市内と比べても気温が低いことから「大阪の北海道」「大阪の軽井沢」「大阪のシベリア」と呼ばれることもあります。豊能町は、府の最北端に位置しており、山林・田畑が町内の面積を占める、自然豊かな一帯となっています。樹齢1,000年以上と推定される「野間の大ケヤキ」も本町内にあり、国の天然記念物にも指定されています。有名な生物も多く「ニホンジカ」や「モリアオガエル」をはじめ、「オオサンショウウオ」といった特別天然記念物も共存しています。豊野町は、京都府と兵庫県の接点に位置しています。町内の高山地域は「隠れキリシタンの里」としても有名です。自然豊かな地域のため、特産品も多くあります。納豆や漬物、みそ、ヤーコンなどの野菜、池田炭など幅広く作られており、「シルク21」「きぬひかり」といった米も生産が盛んにおこなわれています。
介護老人保健施設は「老健」と略されることがあります。病院を退院した後でも介護が必要で、リハビリなどの支援を受けたい場面で活用されるのがこの老健です。受け入れるのは、要介護1以上の65歳以上の方々です。施設に入れば、リハビリや医療サービスを受けることができます。この施設は入居することもできますが、一般的には自分の家で生活できるようになることを目的としています。そのため、終身入居ではなく、半年程度で自宅に戻ることを前提として入居を受け入れています。老健は公的介護施設の一つで、リハビリをおこなうための設備が備わっているというところが特徴です。半年ほどの利用が原則なので、入所のハードルはそれほど高くなく、病院を退院してから自宅に戻るまでの期間をリハビリをしながら過ごす場所としても多く利用されています。そして、老健では医師が常勤しているほか、看護師、理学療法士などスタッフによるサポートも受けられます。