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名古屋市西区は、名古屋市で最も古い区の一つです。名古屋市の北西部に位置しており、東側には名古屋城があります。区の中心には地下鉄鶴舞線が南北に通っていて、浄心駅からは名古屋駅まで歩いていくこともできます。ほぼ平坦な地形が広がっていて、坂道は少ないです。また、近代工業が発展した街として有名で博物館や産業観光施設が点在しています。「トヨタ産業技術記念館」では、自動車技術だけではなく繊維機械技術の変遷を実物機械を含め3000点展示しています。また、洋食器メーカーのノリタケが運営する「ノリタケの森」では製造工程の見学や、食器への絵付け体験ができます。さらに西区は伝統的な工芸文化が根付く地域でもあります。「名古屋友禅」や「名古屋扇子」などは1730年代ごろに京都や江戸から技術が伝えられたことが始まりで発展しました。「名古屋提灯」は欧米人に好まれ、明治初期には輸出品として生産数全国一となった歴史があります。
特別養護老人ホーム(特養)とは、介護老人保健施設(老健)と違って利用者の終身入居も受け入れる施設となっています。入居条件は、自宅で生活することが難しい要介護3以上の高齢者、というのが原則です。ただし、希望者の中で要介護レベルが同じでも、状況・状態によって入居の優先度は変わります。そして、特養は公的施設であり、有料老人ホームより安い料金で入居することができます。それに伴って入居希望者も多く、希望者の中には何年も入居待ち状態の方がいるのも現状です。施設でのサービス内容は、食事や排せつ、入浴の介助、リハビリの支援、部屋の掃除などです。施設内でのイベントを通した活動にも参加することができます。特養では特に資格がなくても働くことができますが、介護レベルが高い利用者も多いので研修を受けて資格を取得することを勧めるところもあります。加えて、高度な経験を積むことができる特養で働いたキャリアは転職時にも役立つことが多いです。