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兵庫県神戸市北区は、市を構成する9行政区のうちの一つで、市の北東部、六甲山の北西に位置しています。面積は市全体の43%を占めていますが、そのほとんどが農村・山林のため、人口密度は神戸市内の区で最も低くなっています。豊かな自然を活かして、酒米、花き、果物の栽培が盛んにおこなわれているのが特徴です。大沢町には「道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」があり、園内では、遊園地やゴーカート場といったアミューズメント施設のほか、果物のもぎ取り体験をしたり、新鮮な食材を購入したりすることも可能となっています。区内のもっとも有名な観光地の一つには「有馬温泉」があります。古代から親しまれており、群馬県の草津温泉、岐阜県の下呂温泉と並んで「日本三名泉」の一つともいわれています。有馬温泉街をはじめとして、西日本最大の店舗面積を誇る「神戸三田プレミアム・アウトレット」や、「イオンモール神戸北」など、区全体でショッピング施設も充実しています。
グループホームとは、認知症の高齢者が少人数でグループを組んで共同生活を行うための施設です。専門のスタッフとともに、最大9人のグループで共同生活を営みます。スタッフがいるとは言えども、入居者たちは自立して生活することを目標とし、炊事選択などの家事を交代で行う形となります。入居には、65歳以上、かつ認知症の診断を受けており要支援2か要介護1の認定を受けていることが条件となります。認知症と診断された高齢者を家で一人にするのは心配である親族などの関係者や、暮らしてきたそのままの場所で過ごしたい高齢者にとっては大変有益な施設となります。地域密着型の施設なので、入居には住民票が必要です。ケア内容には、施設が在籍する地域との交流を深めるものも最近は多く取り入れられています。地域の方々に、認知症患者を知ってもらったり理解してもらうことで、地域として高齢者を支えていく基盤となります。対して、入居者に対する医療のサービスが介護付有料老人ホームなどと比べて整っていないところが課題と言われています。