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兵庫県相生市と、赤穂市は、「西播磨」と呼ばれる地域に位置します。相生市は、その地域の中心に位置しており、鉄道や道路などが整備されています。南部は瀬戸内海に面しており、特に明治期までは典型的な漁村でもありました。現在でもカキの養殖や、イカナゴ、ちりめんの漁が盛んに行われています。毎年5月には「相生ペーロン祭」が開催されます。ペーロンは、長崎県発祥の船の競争の祭事のことを指します。かつて造船業が盛んであった際に、播磨造船所(現・IHI)の長崎出身の従業員が社内行事として紹介したことがルーツだといわれています。前夜祭で行われる花火大会も有名です。赤穂市も、瀬戸内海と接しており「瀬戸内海国立公園」の一部も成しています。市の中心部には千種川が流れ、水源にも恵まれていることから、国内で一番水道代が安いともいわれています。古くから塩田が栄えてきた土地であり、市で生産された塩は「赤穂の塩」として全国で食されています。そのため特産品には、「播州赤穂塩ラーメン」、こしあんに塩の風味を加えた「塩味饅頭」といった、塩にまつわる商品が多数存在します。人形浄瑠璃・歌舞伎の演目でもある「忠臣蔵」の題材にもなった「赤穂事件」のゆかりの地としても知られています。市の歴史博物館では、歴史について学ぶことができます。
総合病院とは、2つ以上の診療科があり、かつ病床が20以上ある医療機関のことです。対してクリニック、医院、診療所は法律上の分類上すべて「診療所」の位置づけとなり、病床は19以下の医療機関のことを言います。総合病院は受け入れられる患者数が多いため、スタッフも大勢勤務しているところが特徴的です。そのため分業制で仕事が行われることが多いです。一方、診療所はスタッフも少数で、マルチに仕事をしている方が多いです。初診や普段の診察などは地域の診療所の「かかりつけ医」と呼ばれるような医者に診てもらい、総合病院での治療のほうが適切だとされた場合には紹介状を書いてもらい、総合病院での診察へ進むという流れが一般的です。総合病院の中には、「救急指定病院」「回復期リハビリテーション病棟」など、より詳細な指定区分があります。診療所での診察で適切な診断を得たのちに、自分の病状に合った総合病院を紹介してもらうことがスムーズな治療に効果的だという考え方が広まっています。