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有田市は、県の中部に位置しています。温暖な気候であり、全国的にも有名なみかんのブランド「有田みかん」が生産されています。江戸時代以降からこの地域では盛んにみかん栽培が行われており、「有田市みかん資料館」では、その歴史を学ぶことができる展示が行われいます。また、蚊取り線香発祥の地でもあります。「金鳥」の呼び名でおなじみの「大日本除虫菊株式会社」の創設者であり、蚊取り線香の発明者である、上山英一郎氏の出身地であることからそう呼ばれるようになりました。有田郡は、「湯浅町」「広川町」「有田川町」の3町を含む郡です。湯浅町は、醤油発祥の地と伝えられています。「湯浅醤油」として商標登録がされており、特徴的な派生した製品も生産販売されています。また、町内には、醤油蔵が並ぶエリアもあり、重要伝統的建造物群保存地区としても指定されています。広川町は、防災に関する物語が複数残る町です。1854年に発生した安政南海地震によって発生した津波が町に襲来したといわれています。その際に村人に知らせて避難を促した、現ヤマサ醤油の当主でもあった濱口梧陵の物語は「稲むらの火」という物語として語り継がれています。2018年には「百世の安堵」として、震災復興のストーリーが日本遺産にも認定されています。有田川町は、有田みかん、山椒の栽培地として有名です。「あらぎ島」と呼ばれる棚田も有しています。日本の棚田百選などにも選ばれており、最上層の天井田で収穫された米は、秋篠宮負債や悠仁親王にも献上されています。
総合病院とは、2つ以上の診療科があり、かつ病床が20以上ある医療機関のことです。対してクリニック、医院、診療所は法律上の分類上すべて「診療所」の位置づけとなり、病床は19以下の医療機関のことを言います。総合病院は受け入れられる患者数が多いため、スタッフも大勢勤務しているところが特徴的です。そのため分業制で仕事が行われることが多いです。一方、診療所はスタッフも少数で、マルチに仕事をしている方が多いです。初診や普段の診察などは地域の診療所の「かかりつけ医」と呼ばれるような医者に診てもらい、総合病院での治療のほうが適切だとされた場合には紹介状を書いてもらい、総合病院での診察へ進むという流れが一般的です。総合病院の中には、「救急指定病院」「回復期リハビリテーション病棟」など、より詳細な指定区分があります。診療所での診察で適切な診断を得たのちに、自分の病状に合った総合病院を紹介してもらうことがスムーズな治療に効果的だという考え方が広まっています。