2件中、1~2件目を表示中
多摩区は、1972年4月に川崎市が政令指定都市になったことに伴って、誕生した区である。1982年に北西部が麻生区に区分されて、現在の形になっている。川崎市の北に位置しており、新宿、渋谷、秋葉原や丸の内などの都心との交通の繋がりが発達しているために、川崎中心部との商業面での繋がりは薄い。区の北部は、多摩川を境にして東京都と接している。南には多摩丘陵があり、生田緑地が広がっている。昔から「多摩川梨」の栽培で知られる農村地帯であったが、都心との交通面での近さから大規模な宅地開発が進んだ。「多摩川梨」はかつて「稲城梨」として東京市場の名産品として有名で、1932年に現在の「多摩川梨」に名称変更した。1980年代までは「梨もぎ取り園」なども多く、観光客が訪れていた。しかし、現在は生産農家が減ったことにより、路上販売がほとんどである。区内には大学が多く、専修大学、明治大学や日本女子大学のキャンパスがあり、学生が集う若者の街が形成している。観光スポットとしては、約117haの広大な生田緑地やその緑地内に岡本太郎の作品が集められた「岡本太郎美術館」や「かわさき宇と緑の科学館」などがあり、近くには「藤子・F・不二雄ミュージアム」などもある。
総合病院とは、2つ以上の診療科があり、かつ病床が20以上ある医療機関のことです。対してクリニック、医院、診療所は法律上の分類上すべて「診療所」の位置づけとなり、病床は19以下の医療機関のことを言います。総合病院は受け入れられる患者数が多いため、スタッフも大勢勤務しているところが特徴的です。そのため分業制で仕事が行われることが多いです。一方、診療所はスタッフも少数で、マルチに仕事をしている方が多いです。初診や普段の診察などは地域の診療所の「かかりつけ医」と呼ばれるような医者に診てもらい、総合病院での治療のほうが適切だとされた場合には紹介状を書いてもらい、総合病院での診察へ進むという流れが一般的です。総合病院の中には、「救急指定病院」「回復期リハビリテーション病棟」など、より詳細な指定区分があります。診療所での診察で適切な診断を得たのちに、自分の病状に合った総合病院を紹介してもらうことがスムーズな治療に効果的だという考え方が広まっています。