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兵庫県伊丹市、尼崎市は、「阪神間」と呼ばれる地域に属しています。尼崎市、伊丹市の順に県内でも人口密度トップ2の都市であります。伊丹市には「大阪国際空港」があり、主に国内線の拠点空港として運用されています。市名にちなみ「伊丹空港」の愛称で知られています。また、接木の一種である「芽接ぎ」が盛んで、全国三大植木産地のひとつともいわれています。他にも、酒造業が盛んにおこなわれています。江戸時代から続く産業であり、現在でも「小西酒造」「伊丹老松酒造」といった老舗メーカーが製造を続けています。尼崎市は、中核市、中枢中核都市に指定され経済の拠点都市を担っています。人口も、県内4番目を誇り、大阪市とのアクセスの良さもあり、ベッドタウンとしての役割を果たしています。阪神工業地帯の工業都市として発展してきた歴史があり、多数の企業が本社や事業所を置いています。そのジャンルも幅広く、電子や機械系をはじめ、衣服や食品系、交通サービスなど、生活に欠かせないサービスを提供する企業が集まっています。
グループホームとは、認知症の高齢者が少人数でグループを組んで共同生活を行うための施設です。専門のスタッフとともに、最大9人のグループで共同生活を営みます。スタッフがいるとは言えども、入居者たちは自立して生活することを目標とし、炊事選択などの家事を交代で行う形となります。入居には、65歳以上、かつ認知症の診断を受けており要支援2か要介護1の認定を受けていることが条件となります。認知症と診断された高齢者を家で一人にするのは心配である親族などの関係者や、暮らしてきたそのままの場所で過ごしたい高齢者にとっては大変有益な施設となります。地域密着型の施設なので、入居には住民票が必要です。ケア内容には、施設が在籍する地域との交流を深めるものも最近は多く取り入れられています。地域の方々に、認知症患者を知ってもらったり理解してもらうことで、地域として高齢者を支えていく基盤となります。対して、入居者に対する医療のサービスが介護付有料老人ホームなどと比べて整っていないところが課題と言われています。