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兵庫県神戸市灘区は、神戸市を構成する9区のうちの一つで、市の東部に位置します。北は摩耶山と六甲山、南は大阪湾、東は石屋川、といったように自然に囲まれたエリアです。上質な酒米と地下水が取れ、六甲颪が吹くことから日本酒づくりに最適な土地としても知られています。区内にある5つの酒造は総称して「灘五郷」と呼ばれており、日本の清酒生産量の約3割を占めています。著名な観光スポットの一つに「王子公園」があります。園内には、国の重要文化財である「旧ハンター住宅」や、様々なスポーツ競技が行われる「神戸市王子スタジアム」などが設置されています。中でも「神戸市立王子動物園」では、日本で唯一ジャイアントパンダとコアラを同時に見ることができると人気のスポットです。六甲山付近では、毎年12月上旬から3月上旬にかけて、「六甲山スノーパーク」が開園し、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しむことも出来ます。摩耶山には、「掬星台」という展望広場が山頂に置かれています。夜になると「100万ドルの夜景」と呼ばれる絶景が広がるため、日本三大夜景の一つにもなっています。
グループホームとは、認知症の高齢者が少人数でグループを組んで共同生活を行うための施設です。専門のスタッフとともに、最大9人のグループで共同生活を営みます。スタッフがいるとは言えども、入居者たちは自立して生活することを目標とし、炊事選択などの家事を交代で行う形となります。入居には、65歳以上、かつ認知症の診断を受けており要支援2か要介護1の認定を受けていることが条件となります。認知症と診断された高齢者を家で一人にするのは心配である親族などの関係者や、暮らしてきたそのままの場所で過ごしたい高齢者にとっては大変有益な施設となります。地域密着型の施設なので、入居には住民票が必要です。ケア内容には、施設が在籍する地域との交流を深めるものも最近は多く取り入れられています。地域の方々に、認知症患者を知ってもらったり理解してもらうことで、地域として高齢者を支えていく基盤となります。対して、入居者に対する医療のサービスが介護付有料老人ホームなどと比べて整っていないところが課題と言われています。