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兵庫県西宮市、芦屋市は「阪神間」と呼ばれる地域の南側に位置しています。西宮市は、閑静な高級住宅街が広がるエリアとして知られています。また、市内には私立大学や短大が多数位置しており、文教地区にも指定されています。その影響もあり、特に西宮北口駅の周辺は、学習塾・予備校の激戦区でもあります。プロ野球チーム・阪神タイガースの本拠地があることでも有名です。球団の専用球場である「阪神甲子園球場」では、春夏の高校野球全国大会が開催されています。他にも、全国的に知られている年始恒例の行事「福男選び」が行われる「西宮神社」もあり、地元では「西宮のえべっさん」という愛称で親しまれています。芦屋市は、六甲山地と大阪湾に面した豊かな自然を持った土地柄が特徴です。また、本市も豪邸が立ち並ぶ閑静な住宅街として知られています。特に「六麓荘町」と呼ばれるエリアは、特に高級と言われており、独自の条例でその景観と暮らしが守られています。歴史的な背景を持った施設も多数あります。1924年に完成した「ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)」は、大正時代以降の建物で初の国の重要文化財指定を受けています。
グループホームとは、認知症の高齢者が少人数でグループを組んで共同生活を行うための施設です。専門のスタッフとともに、最大9人のグループで共同生活を営みます。スタッフがいるとは言えども、入居者たちは自立して生活することを目標とし、炊事選択などの家事を交代で行う形となります。入居には、65歳以上、かつ認知症の診断を受けており要支援2か要介護1の認定を受けていることが条件となります。認知症と診断された高齢者を家で一人にするのは心配である親族などの関係者や、暮らしてきたそのままの場所で過ごしたい高齢者にとっては大変有益な施設となります。地域密着型の施設なので、入居には住民票が必要です。ケア内容には、施設が在籍する地域との交流を深めるものも最近は多く取り入れられています。地域の方々に、認知症患者を知ってもらったり理解してもらうことで、地域として高齢者を支えていく基盤となります。対して、入居者に対する医療のサービスが介護付有料老人ホームなどと比べて整っていないところが課題と言われています。