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甲賀市は、県の南端部に位置し、三重県、京都府と面しています。特に江戸時代には本地域に、甲賀流という忍術流派が伝わっていたとされています。その名残から、市内には「甲賀の里忍術村」があります。村内では、忍術資料やからくりを施した忍術屋敷の見学をはじめ、手裏剣や水蜘蛛といった忍術を実際に体験できるエリアもあります。甲賀忍者が崇めていた「油日神社」「飯道神社」「矢川神社」などといった古社が現在も残っています。工芸品の一つには「信楽焼」があります。日本六古窯の一つで、NHK連続テレビ小説「スカーレット」でも取り上げられ、本地域が舞台となりました。日野町は、蒲生郡と呼ばれるエリアに属します。町内には国指定の天然記念物が多数存在します。「熊野のヒダリマキガヤ」といった植物や、「鎌掛の屏風岩」「綿貫山麓の接触変質地帯」といった自然が年月をかけて作ったものもあります。食べ物の特産品には「日野菜」があります。町内原産のカブの一つで、主に漬物として食されます。また「日野椀」と呼ばれる漆器も有名です。平安時代から本地域は「檜物庄」と呼ばれ、檜を使用した食器などが製造されてきました。安土桃山時代には、茶人の千利休がこの椀を愛用したともいわれています。
総合病院とは、2つ以上の診療科があり、かつ病床が20以上ある医療機関のことです。対してクリニック、医院、診療所は法律上の分類上すべて「診療所」の位置づけとなり、病床は19以下の医療機関のことを言います。総合病院は受け入れられる患者数が多いため、スタッフも大勢勤務しているところが特徴的です。そのため分業制で仕事が行われることが多いです。一方、診療所はスタッフも少数で、マルチに仕事をしている方が多いです。初診や普段の診察などは地域の診療所の「かかりつけ医」と呼ばれるような医者に診てもらい、総合病院での治療のほうが適切だとされた場合には紹介状を書いてもらい、総合病院での診察へ進むという流れが一般的です。総合病院の中には、「救急指定病院」「回復期リハビリテーション病棟」など、より詳細な指定区分があります。診療所での診察で適切な診断を得たのちに、自分の病状に合った総合病院を紹介してもらうことがスムーズな治療に効果的だという考え方が広まっています。