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大阪府高槻市、茨木市、島本町は、府北東部に広がる「三島地域」に分類されます。
高槻市は、中核市に定められており、京都市と大阪市のベッドタウンとしての役割を果たしています。平地では工業、山間地では農業が盛んにおこなわれており、都会の街並みと農村風景の両方を併せ持っています。サッカーの町としても発展を目指しており、2012年からはJリーグ「ガンバ大阪」のホームタウンになっています。また、音楽の活動も活発で、「高槻現代劇場」では日々、プロアマ問わず多くの演奏会が開催されています。毎年5月のゴールデンウィークには「高槻ジャズストリート」という無料の音楽イベントが開催され、毎年10万人規模の人々を集めています。
茨木市は、施工時特例市に指定されています。高槻市と同じく、市のベッドタウンとしての位置づけがされています。「大阪府中央卸売市場」も設置されており、大阪北部の物資集散地としての役割を持っています。また、市内の特産品も多く「三島独活(うど)」や「見山赤しそ」「龍王みそ」などが作られています。安土桃山時代には、この地域をキリシタン大名・高山右近が納めていたため、「隠れキリシタンの里」が点在しており歴史的にも有名です。教科書にも載っている「聖フランシスコ・ザビエル像」は、大正時代に市内の千堤寺集落で見つかったとされています。
島本町は、京都府大山崎町との府境に位置します。2021年には、「住み続けたい街(自治体)1位」の称号も獲得しています。産業モア発達しており、町内に事業所を置く大手企業も多数存在します。中でも、飲料メーカーのサントリーは、「山崎蒸留所」を置いています。日本で初めて、国産のモルトウイスキーを作ったとして有名で、現在も主力製品である高級ウイスキー「山崎」を生産しています。古くには、後鳥羽上皇もこの地を愛していたことから、国宝や国指定の重要文化財も多数残る歴史的な土地にもなっています。
総合病院とは、2つ以上の診療科があり、かつ病床が20以上ある医療機関のことです。対してクリニック、医院、診療所は法律上の分類上すべて「診療所」の位置づけとなり、病床は19以下の医療機関のことを言います。総合病院は受け入れられる患者数が多いため、スタッフも大勢勤務しているところが特徴的です。そのため分業制で仕事が行われることが多いです。一方、診療所はスタッフも少数で、マルチに仕事をしている方が多いです。初診や普段の診察などは地域の診療所の「かかりつけ医」と呼ばれるような医者に診てもらい、総合病院での治療のほうが適切だとされた場合には紹介状を書いてもらい、総合病院での診察へ進むという流れが一般的です。総合病院の中には、「救急指定病院」「回復期リハビリテーション病棟」など、より詳細な指定区分があります。診療所での診察で適切な診断を得たのちに、自分の病状に合った総合病院を紹介してもらうことがスムーズな治療に効果的だという考え方が広まっています。