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大津市は、滋賀県の県庁所在地で、県内最大の人口を誇る中核市です。1350年以上の歴史を有する古都であったことから、多くの文化財や史跡が多数残っています。織田信長が焼き討ちを行ったことでもよく知られる「延暦寺」も市内にあります。当時主要な建造物は焼失してしまいましたが、その後再建され、現状に残る形に復興されています。多数の観光スポットもあり多くの人が本市を訪れています。都市近郊型高原リゾート「びわ湖バレイ」は、冬はスキー場、オフシーズンには公言公園として営業されており山々の絶景が楽しまれています。琵琶湖西岸には「雄琴温泉」があります。1200年の歴史を持ち、県下最大の温泉地です。伝統産業の一つに「大津算盤」があります。日本のそろばんのルーツともいわれ、現在でも制作道具が残っており、市の指定文化財にもなっています。「膳所茶」と呼ばれる緑茶の生産地でもあります。幕末に黒船で来航したペリーが来日の際に飲んで気に入ったことから、日本初の対米輸出品にもなった歴史があります。
「訪問介護」とは、一般的にはホームヘルパーと呼ばれる訪問介護職員が利用者の自宅を訪問しサービスを行うことをいいます。そのサービスの内容は大きく(1)身体介護(2)生活援助の二つに分かれます。身体介護は、入浴や排せつの介助、食事や洗顔・歯磨きの介助、移動時の介助などが対象となります。生活援助は、料理・選択・掃除など利用者が日常生活を支障なく過ごすための家事を行います。反対に、実施しなくても日常生活に支障がないとされる作業や、利用者以外のための家事はサービス対象外となることが多いです。似たような言葉として「訪問看護」がありますが、こちらは訪問介護よりもサービス内容が多岐にわたります。大きな違いは医師の指示に基づいて医療処置が行えます。在宅で呼吸器の管理や点滴の投与が必要な利用者は訪問看護を選択することが多いです。そのほか、訪問看護では終末期などの利用者の家族ケアも実施することがあります。訪問看護を行う看護師は様々な知識とコミュニケーションスキルが必要だといえます。