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東山区は、市を構成する11の行政区のうちの一つです。市の全区の中では人口は最も少ないですが、65歳以上の高齢者比率は最も高いほか、女性の割合が高い地域であるのが特徴的です。京都を代表する歓楽街である「祇園」を有していることでも知られています。街には歌舞伎劇場である「南座」が置かれ、茶屋や料亭、バーが立ち並んでいるほか、舞子がいることでも有名です。歴史的な街並みが残っていることから、特に北部の地区は重要伝統的建造物群保存地区としても選定されています。また、鴨川沿いには「先斗町」と呼ばれる花街が広がり、夏場は川上に納涼床が置かれ風流な景色が楽しめるエリアにもなっています。区内には寺社仏閣が多く点在していて、京都を代表する著名な社寺も区内に置かれています。「清水寺」「建仁寺」「東福寺」といった寺院をはじめ、「新熊野神社」「八坂神社」「安井金比羅宮」といった神社が代表的な観光スポットです。毎年7月には、「祇園祭」が開催されます。祭事は「八坂神社」と「山鉾町」が主催するものに大きく分かれており、後者主催のものは重要無形民俗文化財に指定されています。行事中は、山車が公道を巡行する「山鉾巡行」や、神輿や人々が上古・奈良・平安時代の衣装を着て練り歩く「花傘巡行」など華やかで、多くの観光客が訪れるイベントとなっています。
薬局・調剤薬局は、薬剤師が薬を調剤して販売する施設のことをいいます。その数は多く、2017年度末時点で6万店に達する勢いです。施設には薬剤師が常駐していることと、調剤室があることが求められます。また、医薬品の処方は医者、調剤は薬剤師という専門家が分担していますが、医師の診療の後に発行された処方箋を受け付けることができるのは薬局だけです。この「医薬分業」が行われているおかげで患者は最低限の量の薬で最大限の効能を受けることができ、適正な薬代で治療を受けられるという仕組みになっています。薬局の仕事としては、調剤業務に加えて、医師の処方箋と患者の体質や病歴を確認して服薬指導を実施したり、最近では適切な投与量を判断するために薬剤を調査するなどの臨床活動を行っている薬局もあります。そのほか、厚生労働省によると薬物療法にも在宅対応が必要になるといわれていますが、休日も対応できる常勤薬剤師の数は少なく課題となっています。