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大阪府豊中市は「豊能地域」、吹田市と摂津市は「三島地域」と呼ばれる地域に属しています。豊中市は中核市に指定されており、人口も府内4位の約40万人を有しています。北部は高級住宅街、南部は商工業地域で構成されています。交通面の利便性も高く、鉄道やバス高速道路や空港などあらゆる機関を利用しやすいのが特徴です。市内にあった「豊中グラウンド(豊中球場)」は、現在の全国高等学校野球選手権大会(甲子園)の第1回、第2回開催の地としても知られ現在は石碑が建てられています。他にも高校ラグビー、高校サッカー、高校アメリカンフットボールも発祥の地ともされています。吹田市も、中核市として扱われています。大阪市のベッドタウンでもあり、大阪市への通勤者が府内のエリアの中でも最も多いといわれています。「アサヒビール」の生産工場があり、同社でもここでしか製造していない「アサヒスタウト」などの銘柄も存在します。そのため「ビールの町」と呼ばれることもあります。また、1970年には、「日本万国博覧会」が開かれた土地としても有名です。当時累計で6,500万人近くの来場者がありました。現在では「万博記念公園」として整備され、自然文化施設、文化施設、スポーツ施設、レジャー施設と形を変えて、市民に親しまれる場となっています。摂津市は、大阪市の北東端、都心からも10㎞圏内という場所に位置しています。東海旅客鉄道(JR東海)の車両基地・車両工場である「鳥飼車両基地」も本市にあります。東海道・山陽新幹線の検査が行われています。他にも企業の工場が多くあります。「ダイキン工業」「塩野義製薬」「新聞印刷工場」「浅田給食」など幅広いジャンルの会社が製造の拠点としています。
介護老人保健施設は「老健」と略されることがあります。病院を退院した後でも介護が必要で、リハビリなどの支援を受けたい場面で活用されるのがこの老健です。受け入れるのは、要介護1以上の65歳以上の方々です。施設に入れば、リハビリや医療サービスを受けることができます。この施設は入居することもできますが、一般的には自分の家で生活できるようになることを目的としています。そのため、終身入居ではなく、半年程度で自宅に戻ることを前提として入居を受け入れています。老健は公的介護施設の一つで、リハビリをおこなうための設備が備わっているというところが特徴です。半年ほどの利用が原則なので、入所のハードルはそれほど高くなく、病院を退院してから自宅に戻るまでの期間をリハビリをしながら過ごす場所としても多く利用されています。そして、老健では医師が常勤しているほか、看護師、理学療法士などスタッフによるサポートも受けられます。