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「インフルエンザ」ってなに?これから気を付けるべき感染症について解説します!

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2022年1月は大寒波が押し寄せ、非常に寒い日々が続いています。

そして、この時期から特に流行してくるのが「インフルエンザ」です。

現在は「新型コロナウイルス」の影響もあり、ダブルパンチで注意しておかなくてはいけない感染症……。

今回は、この「インフルエンザ」「感染症」について、詳しくご紹介をしていきたいと思います。

「インフルエンザ」とは?

概要


これは、「インフルエンザウイルス」によって引き起こされる“呼吸器感染症”のことです。

このウイルスは構造の違いにより、主に「A型・B型・C型」の3種に分けられており、特にA型とB型は冬場に大きな流行を起こすと言われています。

また、A型の方が強い症状が出やすいとも言われています。

小児や高齢者では重症化することもあり、インフルエンザ脳症などの合併症が起こることもあり得るため、注意が必要です

この流れは毎年ある程度決まっていて、11月下旬ごろから12月上旬ごろに流行がはじまり、翌年1月から3月ごろにピークを迎えることとなります。

感染力が非常に強く、ひとたび流行がはじまると、短期間で感染が拡大してしまうので、注意が必要とされています。

「潜伏期間」や「症状」はどんなものか?

まず「潜伏期間」というのは、“病原体に感染してから初発症状が発現するまでの期間”のことをいいます。

インフルエンザの潜伏期間は、おおよそ1日から4日程度(平均すると約2日)といわれています。

主な症状は、以下が挙げられます。

◆38℃以上の発熱
◆せき
◆悪寒
◆のどの痛み
◆関節痛
◆全身倦怠感
◆頭痛 など

また、あくまでまれに……ではありますが、小児や未成年者では、以下のような異常行動が見られることもあります。

◆急に走り出す
◆部屋から飛び出そうとする
◆ウロウロする
◆転落事故など

まずは、安静にして、しっかりと休養をとること。

そして、必ず病院などの医療機関に診察に行くことをオススメします。

「風邪」や「新型インフルエンザ」とは何が違うの?

まず「風邪」ですが、似通った症状もあるものの、基本的には“インフルエンザ”の方が重篤な症状に陥りやすくなります。

特に、「発熱」

また、小児・未成年・高齢者など、免疫力が成年よりも劣っている人は、重症化しやすく、他の合併症も引き起こしやすい可能性があります。

インフルエンザが大流行した年は、そうでなかった年に比べて、亡くなる人が増える傾向があり、油断は大敵なのです。

そもそも、風邪とインフルエンザでは“感染するウイルスそのものが違う”という違いもあります。

そして、「新型インフルエンザ」「従来のインフルエンザ」の違いですが、これは完全に“別物のウイルス”となります。

ほとんどの人は、一度病気にかかると、その原因となったウイルスに対して“抵抗する力=免疫力”が高まります。

そのため、従来から流行している季節型インフルエンザの場合、多くの人が免疫を持っていることになります。
(ウイルスに対するワクチンもできているため、ワクチンを打てば病気が発症することも抑えることができる)

しかし「新型インフルエンザ」の場合は、その前年までは一度も流行したことがない……、文字通り“新型”であるため、多くの人が免疫を持っていません。

“免疫を持っていない=感染しやすい”ということであり、感染が拡大してしまうのです。

これは、現在蔓延している「新型コロナウイルス」に関しても似たことが言えます。

「コロナウイルス」というもの自体は、以前より存在しています。

そのため、コロナウイルスそのものであれば、抗体ができているのです。

しかし、現在蔓延しているのは「新型」であり、多くの人が抗体を持っていません。

だから、長きにわたり多くの人がこの新型コロナウイルスにかかってしまっているのです。

「インフルエンザ」と「新型コロナウイルス」を見極める術はあるのか?

結論から言うと、一般の人にはこの2つの違いを見分ける術はありません。

◆急な発熱
◆発熱が長い期間続く
◆寒気や悪寒がする
◆体調がすぐれない

など、もし普段と違和感があるのであれば、すぐに病院などの医療機関で検査を受けることをオススメします。

自信の命に関わることはもちろん、周りの人にも迷惑をかけてしまうことになるため、この点は医師や市区町村(国)の指示に従うことが賢明かと思います。

どうやって「感染」するの?対処法について

「感染」の対処法について


これは「新型コロナウイルス」にも同じことが言えますが、感染の原因は以下の2つが挙げられます。

①「飛沫感染」
②「接触感染」

①は、病気に感染している人の「せき」「くしゃみ」、そして「会話」の時に空気中に拡散されたウイルスを、鼻腔や気管など気道に吸入することで感染することを言います。

この対策は、「マスク」などをして、ウイルスを飛散させないことが重要です。

また、帰宅時などは、しっかりと「うがい」をすることも大切と言えます。

そして②ですが、例えば、「せき」や「くしゃみ」を飛び散らないように手で押さえたとします。

そのままの状態の手で、何か(ドアノブやスイッチなど)に触れたとします。

その触れたドアノブやスイッチを、別の人が触れたとします。

これで、感染してしまう可能性がある……、これが「接触感染」というものです。

これの対策は、適度な「手洗い」「消毒」が大切です。

尚、感染の多くは、「飛沫感染」によるものと考えられています。

現在は新型コロナウイルスの影響もあって、基本的にすべての人がマスクをしているかとは思いますが、「マスクをしている=100%飛沫感染しない」という訳でもありません。
(布の隙間からウイルスが飛び散る可能性もあるため)

そのため、人と会話する時は、ある程度一定の距離を保つことを意識してみてください。

その上で、手洗い・うがい・消毒を心がけ、接触感染にも気を配るようにしてください。

特に「室内」にはご注意を!

自宅・職場などは、見知った人が多いため、基本的に注意が散漫になりがちです。

特に小さな子どもがいるご家庭は、子どもが帰宅してから手洗い・うがい・消毒をキッチリするように徹底させてあげるといいでしょう。

もし帰宅後に消毒を行わずに色んなものに触れてしまうと……、それは接触感染の可能性が高まってしまいます。

また、自宅内ではマスクを外すことがほとんどであるため、同時に飛沫感染にも注意する必要があります。

「家族だから」
「見知った顔だから」

注意が緩むことも仕方のないこととは思いますが、それで感染してしまうと、子ども(家族)や周囲の人にも迷惑をかけてしまうことになります。

必要以上に警戒する必要はありませんが、できる範囲で対処策を徹底しておくことが重要かと思います。

もし「体調が悪いな……」と感じたら……?

◆高熱が出てしまった
◆熱がなかなか引かない
◆寒気や悪寒が走る
◆風邪と思っていたが、なかなか治らない
◆風邪薬を飲んでるのに治る様子がない

まずは、安静にし良質な睡眠を取ることが治療の基本ですが、それでも上記のような症状が出る場合は、病院などの医療機関に受診に行くようにしましょう。

そうすれば、医師から詳しい症状を聞くことができ、対処法(=薬など)などをもらうことができます。

ちなみに、抗インフルエンザ薬には、以下の3つの方法があります。

◆内服薬
◆吸入薬
◆点滴

どれが選択されるかは、患者の年齢や全身状態、重症度、その他の病気の有無により選択されます。

そして、対処法を授かった後は、安静にし良質な睡眠を取ることをオススメします。

加えて、高熱による脱水症状を防ぐために水分を十分にとる・消化に良い食事(お粥など)をとることが重要です。

もちろん、外出は控えて、家でしっかりと休んでください。

薬を飲みつつ安静にしていれば、数日もすれば良くなることでしょう。

まとめ

ここまでにご紹介した内容が、「インフルエンザへの予防・対処法」となります。

尚、これは風邪や新型コロナウイルスにも似た予防・対処法でもあるため、普段からしっかりと手洗い・うがい・消毒を行っておくことが肝心と言えます。

また、できる限り毎年、インフルエンザの予防接種を受けることが望ましいかと思います。

確かに、予防接種をしても発症することはあります。

しかし、重症化は防ぐ効果もあるので、できるだけ予防接種は受けておいた方が賢明でしょう。

また、インフルエンザウイルスは湿気に弱いので、室内の湿度を50~60%に保つことを心がけるのも良いかと思います。

◆予防接種を受ける
◆外出時はマスクをする
◆手洗い・うがい・消毒を徹底する
◆人込みは避ける
◆室内の温度を保つ

上記を徹底して、風邪・インフルエンザ・新型コロナウイルスなどの感染症にかからないよう注意してみてください。

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