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「七草粥」ってなに?七草の日っていつ?名前の由来や春の七草の意味などをご紹介します!

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今ではあまり食べられることのなくなった……というより、認知度が下がったとされる「七草粥」

もしかしたら、「名前くらいは聞いたことがある」という方もいらっしゃるかもしれません。

これは、本来は「どんな理由で、いつ食べられるもの」なのでしょうか?

そして「なぜ、七草粥」と呼ばれているのでしょうか?

今回は、「七草粥」「春の七草」について、詳しくご紹介をしていきたいと思います。

「七草粥」っていったい何?

概要


「七草粥」とは、「春の七草」と呼ばれる、色々な葉っぱが入った“お粥”のことです。
(春の七草については、後述にて)

これは、基本的には「1月7日」に食べるものとされています。

そして、食べる理由についてですが……。

年末年始やお正月など、この時期はさまざまなイベントの関係上、暴飲暴食になりがちであり、胃や腸を休ませる……という意味でこのお粥を食べる。

……というものではありません。

もちろんそういう意味で食す人もいますし、「そういう意味で七草粥を食べるものと思っていた」という人もいるかもしれません。

間違っている訳でもないのですが、実は本質は別のところにあります。

七草粥を食べる「本当の理由」

これを食べる理由は、以下の2つが大きな理由として挙げられます。

◆「無業息災」:病気をせず、また災害や病気などの災いから身を守る……という意味
◆「長寿県工」:いつまでも健康で長生きできるように……という意味

古くは現在よりも医学が発達しておらず、人の寿命はもっと短命でした。

「どうすれば、長く・健康に生きることができるのか?」ということを模索した結果、「体に優しい」「健康的」な食事として食べていたとされているのです。

もちろん、「年末年始は胃腸が疲れている人が多い=青菜の摂取が不足している」という人が多いため、しっかりと体に取り入れるという意味もあります。

上記でもお伝えした通り、こちらの意味合いの方が現代では多くの人に広まっていると思われます。

なぜ「1月7日」なのか?

これは、「五節句」というものが関連してきます。

「節句」というのは、1年に5回だけ存在する季節の節目のことで、以下が該当します。

◆1月7日(人日)
◆3月3日(上巳)
◆5月5日(端午)
◆7月7日(七夕)
◆9月9日(重陽)

1月7日も節句に該当しており、「人日」というのは「人を大切にする」という意味を持っています。

「春の七草」には、どんなものがあるの?


七草粥に使うのは、この季節に若菜が生える7種類の「春の七草」で、以下7つが該当します。

◆せり   :水辺の山菜で香りがよく、食欲増進に
◆なずな  :別称はペンペン草。江戸時代にはポピュラーな食材
◆ごぎょう :別称は母子草。草餅の元祖。風邪予防に使われた
◆はこべら :目によいビタミンAが豊富で、腹痛の薬にもなった
◆ほとけのざ:別称はタビラコ。タンポポに似ていて、食物繊維が豊富
◆すずな  :カブのこと。ビタミンが豊富
◆すずしろ :ダイコンのこと。消化を助け、風邪の予防にも

現在では、「七草粥=1月7日に食べるもの」という風習も薄れてきています。

しかし、上記「春の七草」は、冬に不足しがちなビタミンを補ってくれるので、今の時期だからこそ食す意味があるとも言えます。

足りない栄養素を摂取して、体調を崩さないカラダづくりを意識してみてください。

ちなみに、「秋の七草」というものも存在します。

それは、以下の7つが該当します。

◆萩(はぎ)
◆薄(すすき)
◆桔梗(ききょう)
◆撫子(なでしこ)
◆葛(くず)
◆藤袴(ふじばかま)
◆女郎花(おみなえし)

ただし、「秋の七草」は食べることができません。

あくまで観賞用……、見て楽しむものとなります。

「春の七草」ってどうやったら手に入るの?

自然豊かな環境に住んでいる人であれば、「自分で摘む」というのも一つの手段かもしれません。

そういう環境の場合、特に習慣が根付いている可能性も高いので、「どれが春の七草なのか?」を教えてくれる人もいるかもしれませんね。

ただ、都会(自然が少ない場所)に住んでいる人だと、なかなか自分で摘むのは困難……というか不可能に近いと思います。

「じゃあ、どうやったら春の七草を手に入れることができるの?」

疑問ももっともですが、実は「スーパー」「ネット通販」で簡単に入手(購入)することができます。

スーパーであれば、この時期には「七草粥セット」というものが販売されているところもありますので、興味がある方はスーパーで探してみてください。

ネット通販の場合は、フリーズドライされた春の七草が販売されています。

「七草粥 通販」などで検索をかけると色々情報が出てきますので、興味がある方は検索してみてください。

まとめ

春の七草と言えば、“5・7・5・7・7”のリズムに合わせて口ずさんでいた人も多いのではないでしょうか。

「せり・なずな / ごぎょう・はこべら / ほとけのざ / すずな・すずしろ / 春の七草」

今でこそ、七草粥のルーツを細かくご存じの方は少なくなっていると思いますが、ビタミンが不足しがちが冬の時期にはうってつけの食材(料理)です。

「食べたことがない」
「長いこと食べていない」

色々な人がいるかと思いますが、今ではスーパーやネット通販で簡単に購入することができますので、興味がある方はぜひ調べてみてください。

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