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「ベビーシッター」ってなに?利用料金や注意点・賢い利用方法について徹底解説します!

この記事は約9分で読めます。

子どもの預け先について悩んだときの選択肢の一つとして、「ベビーシッター」が挙げられることがあります。

仕事のため・自分のリフレッシュのため……など、ご利用者のさまざまなニーズに合わせて利用できるのが特徴といえるでしょう。

特に近年は、“ベビーシッター=特別な存在”というわけではなく、“育児の相談相手”のような気持ちでも利用できるようになっています。

また、自治体や内閣府の「補助金」や「助成金」で、お得にベビーシッターが利用できる制度も充実してきており、利用しやすくもなっています。

そこで今回は、「ベビーシッター」の内容について、細かくご紹介をしていきたいと思います。

「ベビーシッター」ってなに?どんなことをしてくれるの?

主な仕事は「お子さんを預かり・保育する」こと


まず、この仕事は「利用者の自宅、もしくは指定の場所にて1~2人の子どもを預かり・保育する」こととなります。

例えば、以下のような場合が挙げられます。

◆両親が仕事や用事で外出している間に、利用者の自宅でお子さんのお世話をする
◆デパートの一時預かり所などで、両親が買い物をしている間に一時的にお子さんを預かる
◆結婚式のイベントなどで、会場でお子さんを預かり、保育をする

仕事や用事などで、急遽外出しなければいけなくなることあるでしょう。

また、“お子さんの面倒を見るのが親の務め”であっても、お母さん・お父さんにだってリフレッシュは必要です。

そんなときに、ベビーシッターが両親に変わって、子どものお世話をしてくれるのです。

どんなことをしてくれるの?

ベビーシッターの主な業務は「保育」であり、以下が挙げられます。

◆自宅・外出先でのシッティング
◆外遊び
◆保育園や習い事の送迎
◆食事や入浴補助
◆病児保育
など

また、会社によっては「買い物」「洗濯」「料理」などの家事代行サービスなどを行っているところもあります。
(実際、家事代行の依頼や要望も増えている)

最大の特徴は、「利用者の状況を選ばずに、子どもを預かってくれる」という点でしょうか。

保護者が在宅中・外出中であっても、依頼があればいつでもお子さんを預けることができます。

もちろん、自宅での保育だけでなく、自宅以外での場所での保育も可能です。

さらにもう一つ。

“ベビー”と記載されていることから、「赤ちゃんしか預かってくれないの?」と考える人も多いようですが、ベビーシッターは赤ちゃんだけを対象としているわけではありません。

対象となる子どもの年齢は幅広く、おおむね“0歳~12歳の子ども”となっています。

このことから、「ベビー&キッズシッター」と呼ばれることもあるのです。
(企業によっては18歳などさらに上の年齢のお子さんを預かるところもある)

どんなときに利用できるの?

上記にも簡単に記載しましたが、ベビーシッターは「利用者の状況を選ばずに、子どもを預かってくれる」こととなります。

◆利用者(保護者)が自宅にいても利用可能
◆リフレッシュしたいときにも利用可能
◆冠婚葬祭など、子どもを連れていくのが難しい幼児ができたときにも利用可能
◆保育園や幼稚園のお迎えに間に合わないときの対応でも利用可能
◆産後のサポートなどでも利用可能

依頼さえすれば、状況や場所を選ばずに利用可能な点が、最大の特徴であり魅力であるといえます。

また、子育てに悩む保護者もいらっしゃいます。

そんなときに、「保育についての相談相手」として、ベビーシッターに保育の相談をする人もいます。

実際に利用者の中には、「子育てについて夫婦で抱え込むだけでなく、ベビーシッターという頼れる存在に協力してもらうことで、気持ちが軽くなった」という声も聞かれるのです。

仕事・家事など、子育てとの両立に悩む親御さんは大勢います。

そんな時には、ベビーシッターに相談するのも一つの方法かと思います。

「保育士」と「ベビーシッター」はなにが違うの?


「保育士」「ベビーシッター」、この2つの最大の違いは“資格の必要性”にあります。

◆「保育士」    :国家資格が必要である
◆「ベビーシッター」:資格は必要ない

そのため、「子どもと関わる仕事がしたい」「子育ての経験を活かした仕事をしたい」という方も職に就くことが可能です。

ただし、お子さんを預ける保護者側の立場からすると「資格を持っている」「保育の経験がある」という人に預けた方が、安心感はあると思います。

ベビーシッターだからといって、全員が「無資格」というわけではありませんので、この点はご安心ください。

「保育士や保育に関連する資格を持っている」や「保育or子育ての経験がある」という人もたくさん働いているので、気になる方は依頼時に内容をしっかりと確認するようにしましょう。

どうやって依頼をしたらいいの?

利用するための方法は、以下2つから選択することとなります。

①「ベビーシッター派遣会社」を利用する
②「マッチング型ベビーシッターサービス」を利用する

それぞれ、捕捉を加えていきましょう。

「ベビーシッター派遣会社」について

これは、「利用者に合ったベビーシッターをコーディネートして派遣する形式のサービス」のことです。

“利用者と会社が契約を結ぶ“形式であることから、万が一事故やトラブルが発生した場合には、会社が責任を持って対応してくれることとなります。

ただし、基本料金とは別に「入会費」や「年会費」が発生するところもあるため、事前に必要な費用についてはしっかりと確認を取っておいた方が無難です。

また、定期的に利用する会員の場合は“ベビーシッターを指名できる”ことが多いようですが、単発的な利用の場合は、派遣会社側で決めたベビーシッターが派遣されることが多いといわれています。

「マッチング型ベビーシッターサービス」について

これは、「利用者が、ベビーシッター会社に登録されているベビーシッターの中から、自分でシッターを選んで依頼する形式のサービス」のことを指しています。

最大の特徴は「契約を結ぶのは、利用者とシッター個人である」という点です。

そのため、万が一にもトラブルが発生した場合には、原則的に当事者間で解決をしなければいけません。

利用する際には、特にしっかりと情報収集を行うことをオススメします。

利用方法は、基本的に「専用のアプリ」を使用しているところが多いようです。

この専用アプリの紹介ページを参考にしながら、利用者自身でベビーシッターを選択し、直接依頼をすることとなります。
(料金は、ベビーシッター自身が能力や資格に応じて、自ら設定している場合が多いようです)

また、利用する場合には事前登録が必要となるケースがほとんどです。

場合によっては「入会金」や「年会費」が発生するところもありますが、無料の場合もあります。

こちらも、しっかりと事前に情報収集を行っておきましょう。

料金はどのくらいなの?

これは、利用する会社や依頼するベビーシッターによって変動するため、明確な数字は各々で調べてもらうしかありません。

ただ、基本料金の相場としては、「1時間:1,000円~4,000円」としている会社が多いようです。

とはいえ、上記はあくまで“基本料金”です。

「入会金」「会員費」「年会費」などが必要となる場合もあるでしょうし、利用状況(特別な対応依頼の際)によっては「オプション料金」が掛かる場合などもあるでしょう。

料金について気になることがあれば、必ず「依頼したい」と考える会社もしくはベビーシッターに事前に確認・相談をすることです。

不安材料は極力なくし、安心して利用できるように動いてみてください。

利用時の「注意点」について

「依頼をすれば、利用者の状況に関係なく子どもを預けることができる」

これがベビーシッターの最大の特徴・魅力ではありますが、同時に利用時に注意しておくべき点もあります。

それは、以下の3つです。

①「ベビーシッターと事前に面談をする」
②「貴重品をしっかり管理する」
③「いざというときに連絡が取れる状態にしておく」

こちらも、順に補足を加えていきましょう。

注意点1.「ベビーシッターと事前に面談をする」

「どんな人かも分からないのに、大切な子どもを預けるのは不安です……」

そう考えるのは至極当然のことだと思います。

依頼する会社によっては、当日までどんな人が来るのか分からないこともあります。

だからこそ、「ベビーシッターとは事前に面談をしておく」必要性があるのです。

依頼する会社もしくはベビーシッターに、必ず「事前面談が可能なのかどうか?」を確認してください。

直接会うことで、人柄を雰囲気を肌で感じとることができるはずです。

尚、この時に注意しておくべきなのは、「ベビーシッターとお子さんとの相性」です。

いくら保護者との相性が良くても、実際に保育を受けるのは子どものため、もしお子さんとの相性が悪ければ別の方に変更すべきかと思います。

事前面談を通して、信頼できるベビーシッターを選択するようにしてください。

注意点2.「貴重品をしっかり管理する」

これは、利用者の自宅にて保育をお願いする場合の話です。

いくら事前面談をしたとしても、その人物の“人となり”は、正確には分からないものです。

派遣会社を通す場合は、派遣会社側である程度人の選定は行ってくれているでしょうし、万が一にでも何かあれば会社側が動いてくれます。

しかし、マッチングサービスを利用した場合、個人間のやり取りとなってしまうことから、より注意が必要となります。

「家庭に第三者が入る」ことになるため、特に貴重品の管理は徹底しておいた方が良いです。

◆「入ってほしくない部屋には鍵をかけておく」
◆「貴重品は肌身離さずに携帯しておく」
◆「触ってほしくないものは金庫に入れておく」

などして、無駄なトラブルを回避しておくことをオススメいたします。

お互い気持ちよくすごせるよう、事前準備を怠らないようにしましょう。

注意点3.「いざというときに連絡が取れる状態にしておく」

いくら信頼できるベビーシッターにお願いをしていたとしても、預かり中はなにが起こるか分かりません。

◆「体調が急変した」
◆「ケガをしてしまった」

などはあり得る話なので、緊急時にはベビーシッターと連絡が取れる体制をしっかりと作っておくことが大切となります。

ちなみに、依頼する会社によって連絡方法が異なる場合があります。

◆「派遣会社」     :緊急時はベビーシッター本人と直接連絡を取り合うことが多い
◆「マッチングサービス」:専用アプリを介して連絡を取り合うことが多い

どちらにしても、事前にきちんと連絡が取れる体制を整えておく(チェックしておく)ことが大切かと思います。

また、シッティング中の子どもの様子なども確認できるよう連絡体制を整えておくことで、預けている間も安心して過ごせるようになるかと思います。

まとめ

以上が、「ベビーシッター」に関するご紹介となります。

「利用者の状況に関係なく子どもを預けることができる」

この点が最大の特徴・魅力ではありますが、同時に注意しておかなくてはいけない部分でもあります。

特に「保護者・お子さんとベビーシッターの相性」は、大切なお子さんを預けるという点で非常に重要になってくるかと思います。

必ず、事前に情報収集をしっかりと行い、「どんな人なのか?」を知るために事前面談も行っておくことをオススメします。

お子様の安全面などに配慮しながら、ベビーシッターを効率よく取り入れられるよう、工夫してみてください。

また、人によっては「嫁ターン」という妻の地元に転職・移住を検討するのもいいかも知れません。

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