妊娠・出産は、新たな命と出会える人生のなかでももっとも大きいイベントの一つです。
しかし、妊娠がわかると嬉しさや喜びを感じると同時に、不安を抱える人も多いはずです。
特に第一子であれば、初めてのことだらけでより不安を感じやすいでしょう。
この記事では、不安を感じてしまう原因やその解消法についてご紹介します。
妊娠中に感じやすい不安とは?
「新たな命を授かる」ことは、嬉しさや喜びを感じると同時に不安も感じてしまいます。
特に初めての妊娠であれば、これまでの生活との違いからより不安を感じやすくなるでしょう。
先輩ママたちは、具体的にどのような不安を感じていたのか。
この章にて「妊娠中に感じやすい不安」をご紹介します。
「赤ちゃんが無事に育っているか」という不安
不安を感じる点として多く挙げられるのが「赤ちゃんが無事に育っているか?」です。
特に妊娠初期は、1~2週間に1度だった妊婦検診が、11週ごろから4週間に1度と検診の間隔が長くなります。
そのため、お腹のなかの様子がわからない期間が長く、不安を感じてしまう方が多いようです。
「赤ちゃんに障がいや病気はないか、五体満足か」
エコーなどで心拍や動きは確認できても、障がいや病気など身体の細かいことまでは分からないことも多いです。
そのため「赤ちゃんに障がいや病気はないか?五体満足か」を心配し、不安を感じてしまう人も多くいます。
ママやパパは、生まれてくる我が子には健康な状態で生まれてきてほしいと願うものであり、不安を感じてしまうのは当然といえるでしょう。
「出産」に対する不安
赤ちゃんが無事に生まれてくるかどうかは、実際に出産してみないことにはわかりません。
だからこそ「無事に生まれるかどうか」と不安を感じてしまいます。
また赤ちゃんだけでなく、陣痛への恐怖や体力の心配など、ママさん自身の身体への不安も頭をよぎってしまうでしょう。
出産の痛みを別のなにかに例えて表現されることもありますが、いずれにせよ想像を絶する痛みであることに間違いはなく、その本当の痛みは女性にしかわかりません。
出産に不安を感じてしまうのは、至極当然のことといえるでしょう。
自身の体調に対する不安
お腹のなかで赤ちゃんを育てるため、妊娠すると女性の身体は大きく変化していきます。
ホルモンバランスが変化するだけでなく、体調や体形、環境も大きく変化するためストレスが溜まりやすく、総じてこれまでと同じ生活を送ることが難しくなります。
また、自宅では妊娠の経過(様子)がわからないため、心配で何度も病院を受診するという方もいます。
これらが原因で心身に負担を与えるだけでなく、不安を含まらませる要因となってしまうのです。
仕事や家庭などの「生活面」への不安
現在は共働きの夫婦も多く、妊娠が判明してもしばらくは仕事を続けている方も多いでしょう。
お腹のなかの赤ちゃんが最優先ではあるものの、できるだけ職場に迷惑をかけないようにと心配するママさんもいます。
また、すでに第一子などお子さんがいる場合、子育ても並行して進めていかなくてはいけません。
「お腹のなかの赤ちゃんや自身の体調に関する不安だけでも手一杯なのに、仕事や家庭も両立させていかなくてはいけない……」
この点に不安を感じてしまうのも当然のことといえるでしょう。
出産後の生活や育児に関する不安
出産後も、子育てをしていかなくてはいけませんが、この子育てに対して不安を感じてしまう方も少なくありません。
出産=新しい家族が増えるということであり、特に初めてであれば出産後の生活をイメージすることは難しいでしょう。
「子どもは健康に育ってくれるか?」
「育児と仕事は両立できるのか?」
など、初めてあるほどさまざまな不安を感じやすいかと思います。
マタニティライフ全体に不安を感じる方もいる
妊娠中はホルモンバランスの変化から、これまで以上に不安を感じやすくなっています。
また、なにもかも初めてのことだらけで、これまでとは環境がガラッと変わってしまうため、具体的な項目に関わらずマタニティライフ全体に不安を感じてしまう方もいます。
環境が変わって不安を感じない人はいないため、この漠然とした不安を感じてしまうことも当然のことといえるでしょう。
どうすれば不安を解消できる?
妊娠が判明してからは、多くの不安が重くのしかかってくるでしょう。
では、どうすればこの多くの不安を解消することができるでしょうか。
人によって感じ方や度合いが違うため不安のすべてを完全に取り除くことは難しいですが、いくつか参考にできる解消法をご紹介しましょう。
解消法1.不安を深刻に捉えすぎない
ホルモンバランスの変化、体調の変化、環境の変化など、妊娠することでこれまでの生活が大きく変化します。
環境が変化すれば、多かれ少なかれどんな人でも不安は感じるものです。
ここで注意すべきなのは「さまざまな不安を深刻に捉えすぎて、より悪循環に陥ってしまうこと」でしょう。
不安が別の不安を呼び、常になにかしらの不安に苛まれ続けてしまう……。
また、妊娠中に不安を感じると「自分のストレスが赤ちゃんにも影響してしまうのではないか?」と考えてしまう人もいます。
こうなると、気が休まるときがありません。
自分の体調を整え、健康的な食生活を送っていれば、不安を抱えていても胎児に影響を及ぼすことはほとんどありません。
妊娠中はどんなに小さな不安でも必要以上に気になってしまうものではありますが、できる限り「自分がリラックスできる方法を実践する」「自分の体調を整え、健康的な食生活を送る」ことに意識を向けてみてください。
そして、どうしてもいろいろ不安を感じてしまう場合は、迷わず助産師や医師に相談してみましょう。
大切なことは「一人で悩まないこと」です。
解消法2.家族や友人に話を聞いてもらう
もっとも簡単でおすすめな解消法は「身近な人に話を聞いてもらう」ことです。
家族や気の置けない友人に話すだけでも、気持ちは大きく和らぎます。
また、妊娠・出産経験のある自身の母親や先輩ママと話せる環境にあるのでしたら、その人たちから経験者ならではのアドバイスをもらうのもいいでしょう。
そしてもう一つ、「パパに話を聞いてもらう」ことも非常に大切です。
一緒に暮らしている人でも……一緒に暮らしている人だからこそ、きちんと言葉にしてみないと伝わらないこともあります。
言葉にして伝えることで意外な解決法につながることもあるかもしれませんので、なにかあれば(なにもなくても)溜め込まずに夫婦で共有してみましょう。
解消法3.リフレッシュする時間を作る
マタニティライフでは、知らず知らずのうちに赤ちゃんのことが優先になり、頭のなかも赤ちゃんのことでいっぱいになりがちです。
赤ちゃんのことを大切に思うことは素晴らしいことです。
しかし、それと同じく自分自身のことも大切にしてあげましょう。
たまには頭を空っぽにしたり、別のことを考えたりする時間をつくって、自分自身をリフレッシュしてみましょう。
●美味しいものを食べる
●好きな音楽や映画など、趣味に浸る
自分の時間を大切にすることで、良い気分転換になります。
また、産後はなかなか夫婦だけの時間を作ることが難しくなるため、夫婦2人だけの時間を楽しむのもいいでしょう。
妊娠中だからこそできること、妊娠中に作れる思い出もたくさんあります。
解消法4.リラックスする時間を作る
もし出産への不安が大きくてなかなかリラックスできないという方は、「半身浴」や「足湯」を試してみましょう。
お湯に浸かることで副交感神経が優位になり、体の緊張がほぐれやすくなるといわれています。
ただし、妊娠初期はホルモンバランスが大きく変化する時期であり、少しの温度変化でのぼせやすくなります。
半身浴をする際はお湯の温度をぬるめにして、長時間お湯に浸かりすぎないようにしましょう。
半身浴が難しい場合は足湯でも効果的です。
20分以上足湯をすれば体全体が温まり、心も体もリラックスできます。
足湯をするときは体を冷やさないよう、服を着た状態で行うことをおすすめします。
また、好きな香りを嗅ぐこともおすすめです。
副交感神経が優位になり、心が落ち着いて緊張がほぐれるとされています。
ただし、なかには妊婦さんが使用できないアロマもありますので、ご注意ください。
もし「なかなかリラックスできる時間を作れない」という場合は、腹式呼吸を意識するだけでも効果的です。
腹式呼吸をすると体の緊張がほぐれ、リラックスできるようになるといわれています。
特別な道具や準備が必要なく、いつでもどこでもできるリラックス方法なので、ぜひ試してみてください。
このように、リラックスできる方法はいくつもあるので、自分に合った方法でリラックスできる時間を作ってみましょう。
解消法5.健康的な生活を送る
健康的な生活を送るうえで重要なのが「質の良い睡眠環境を作る」ことです。
妊娠中は精神的にも体力的にも疲れやすく、疲れが溜まると不安な気持ちも増してしまいます。
できるだけ早く休むようにしたり、質の良い睡眠環境をつくるなどして、質の良い睡眠の習慣をつけるようにしましょう。
そして、「栄養をしっかり摂る」ことも大切です。
●新鮮な野菜をたくさん食べる
●栄養バランスの摂れた食事を意識する
これを意識することで腸内細菌が健康になり、脳内の快感物質が放出され気分が良くなる効果が期待できます。
ただし、妊娠中は食べることさえ億劫になってしまうこともあります。
このときに「栄養バランスのいい食事を摂らなければ……」と意識しすぎると、逆にストレスになりかねません。
意識できればそれに越したことはありませんが、無理はしないでください。
解消法6.前向きになれる情報を取り入れる
妊娠中に陥りがちなのが、「不安を払拭するために調べまくる」ことです。
知ることは大切なことです。
妊娠・出産について学ぶことは、不安な気持ちを落ち着かせるための助けになるでしょう。
しかし、その情報源がネットであった場合、目にしている情報がすべて正しいものとは限らないのです。
不安に思って調べれば調べるほど、ネガティブな情報が目について自分で不安を膨張させてしまう原因になってしまいます。
調べるのであれば「信頼できる情報元から、かつ前向きになれる情報を得る」ようにしましょう。
ネット情報だけでなく、妊娠に関する本を読んだり、教室や交流会に参加するのもいいでしょう。
解消法7.助けを求める
もし、少しでも不安を抱えていたり、「自分で対処できない」と感じることがあれば、一人で抱え込まずにかかりつけの助産師や医師に相談しましょう。
助産師や医師のような専門家は、妊婦さんが抱えている不安を批判したり否定するようなことはいいません。
むしろ、多くの妊婦が不安を抱えていることも、それをどのようにサポートしたらいいかも理解しているはずです。
早く相談するほど、不安を和らげるための適切なサポートを受けられる可能性が高くなるでしょう。
大切なのは「一人で抱え込まないこと」です。
大切な思い出として「エコー写真」を残そう
BANK OF MEMORIES
ホームページ:https://bank-of-memories.com/
妊娠中は不安を感じることも多々ありますが、同時に「妊娠中の今しかできないこと」もたくさんあります。
「大切な思い出として残すこと」もそのうちの一つです。
「マタニティフォト」や「赤ちゃんのエコー写真」は、妊娠中の今しか残せない貴重な思い出です。
この思い出を、世界に一つだけのオリジナルポスターとして残す人が増えています。
お腹の中にいる赤ちゃんとの一生に一度の大切な思い出をオリジナルポスターとして残すことで、大切な思い出をずっと綺麗なまま保存することができます。
『BANK OF MEMORIES』のように、家族の絆を確認しあえる大切な「アート」として、インテリアの一部として飾っていただけるポスターづくりをしている企業もあります。
お子様のお名前・誕生日時・体重や身長がデザインされている様子を想像しながら、またお子様と一緒にお腹の中にいた時を振り返ることを思い浮かべながら、ポスターのデザインを選ぶのも楽しい時間となるでしょう。
このエコー写真は妊娠中にしか残せない思い出であるため、大切に保管しておきましょう。
まとめ
妊娠や出産は不安も多く、特に第一子であれば初めてのことだらけで余計に不安を感じやすくなることでしょう。
しかし、多くの先輩ママたちも心配や不安を乗り越えて出産を迎えています。
一人で悩みを抱える必要はありません。
意識できることは意識しつつ、なにかあれば周囲に助けを求めて、より良いマタニティライフにしていきましょう。