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【美容クリニックで働く看護師とは?】美容看護師のなり方・仕事内容について徹底解説!

この記事は約10分で読めます。

女性はもちろん、男性にもニーズがある「美容」の世界。

美容系クリニックの数は年々増加の一途を辿っていますが、この美容クリニック内でも看護師は大活躍しており、現在は看護師にとって人気の職場の一つになっています。

しかし……、病院や医療施設などで働いてきた看護師にとっては、まだまだ馴染みが薄いのも事実です。

◆「病院などに勤務する看護師とは何が違うのか?」
◆「どうすれば美容看護師になることができるのか?」
◆「仕事内容や働き方は?」

今回は、こういった点を中心に、美容看護師のことを詳しくご紹介していきたいと思います。

そもそも「美容クリニック」ってなに?


美容のことに関してあまり詳しくない人だと、「美容クリニック」と聞いて上画像のような「エステサロン」をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、「美容クリニックとエステサロンは、似て非なるもの」です。

もちろん「美容」に関連する点では同じですし、例えば「シワ・むくみ・小顔」などのキーワードで検索をすると、クリニックもサロンも両方のサイトがズラッと並ぶことでしょう。

しかし、この2つは違います。

この2つの最たる違いは、「治療」「施術」かと言うことです。

美容クリニックが行っているのは「治療」であり、れっきとした「医療行為」なのです。
※詳しくは、「美容クリニックとは何か?」というキーワードで、別の記事にて詳しくご紹介をしようと思います※

そして、美容クリニックは以下の2つで大別されます。

◆美容皮膚科
◆美容整形外科

もちろん、それぞれで診療内容は少しずつ異なりますし、どれも「医療行為」であることから、看護師の存在は必要不可欠なものとなります。

美容クリニックにおける、看護師の仕事内容とは?


上述で記載した通り、「美容皮膚科」「美容整形外科」では、同じ看護師でも仕事内容が異なります。

そして、どちらでも共通して行う業務もあります。

ここでは、それぞれの仕事内容をご紹介していきましょう。

共通する仕事内容について

まず、共通して行う業務は、以下の2つが挙げられます。

◆「カウンセリング」
◆「診療の補助」

例えば、病院で勤務する看護師は、「治療がスムーズに行われるように、医師と患者をサポートする」ことが業務の一つとなります。

美容クリニックにおいても、この点は大きく変わることはありません。

まずは、「患者がどういう施術を求めているのか?」をカウンセリングを通じて確認し、要望をイメージできる提案および不安を払拭していく必要があります。

加えて、この時に、発生する費用や時間についても説明をします。

そして、実際に治療(診療)を行うのは、医師の仕事です。

この時に、適切な治療(診療)を行えるよう、患者と医師の橋渡し役として双方のフォローを行っていくのです。

特に美容クリニックの治療は、ほんの少しの食い違いが大きなトラブルに発展する可能性もあります。

下手をすれば訴訟などに発展する恐れもあるため、この2つの業務は非常に重要な役割を持っているのです。

「美容皮膚科」で行う業務について

美容皮膚科は、“肌を美しくすること”に焦点が当てられています。

例えば、シワやシミの除去、肌のたるみの改善などが挙げられるでしょうか。

そのため、どちらかという表面的な施術が中心となってきます(美肌・脱毛・アンチエイジングなど)。

このことから、行う治療法は様々です。

◆薬の服用(外用薬・内服薬のどちらも)
◆サプリメントによる処方
◆注射
◆レーザー治療

美容皮膚科の看護師に求められるのは、「レーザー治療の知識(機器の扱い)」「注射のスキル」です。

特にレーザー治療に関しては、最先端の機器や技術を取り入れているクリニックも多いため、常に新しい知識を取り入れていく必要はあると言えます。

「美容整形外科」で行う業務について

「整形」とある通り、こちらは「手術」を中心とした治療が多くなります。

挙げだすとキリがありませんが……、例えば以下のようなものがあります。

◆眼瞼手術(二重瞼を作るなど)
◆降鼻術(鼻梁を高くする)
◆バストアップの手術
◆レーザー治療(タトゥーを消すなど)
◆脂肪吸引

他にも、コラーゲンやヒアルロンを注入する「プチ整形」などもあります。

これらの治療を行うのは医師のため、美容整形外科で看護師が行う業務は「手術の介助」が中心となります。
(手術の準備~片付け、術後の管理など)

手術を行うことから、特にトラブルに発展しないよう注意を配る必要があります。

それに、介助=医師との連携が必要不可欠なこともあり、「美容皮膚科」以上に多くのことに注意を払う(神経を使う)必要があるとも言えます。

美容クリニックで働くために必要なこと


働く場所・仕事内容は違えど、美容クリニックで働く看護師にも“働くために必要なこと”がいくつか存在します。

ここでは、その内容についてご紹介していたいと思います。

「看護師免許」は、絶対に必要……?

「病院・児童福祉施設・障害者支援施設・介護保険施設・保健所」などなど……、看護師として働くことのできる施設は数多く存在します。

これら全てに共通して言えることは、“看護師免許が必須である”ということです。

当然、美容クリニックに勤務する場合も同様です。

看護師免許は、国家資格である「正看護師免許」と、都道府県認可の「准看護師免許」の2種類があります。

どちらを必須条件とするかはクリニックによって変わると思いますが、所持しておいて有利なのは……当然「正看護師免許」となります。

国家資格であるということももちろんですが、准看護師は自己の判断で行動ができません。

つまり「医師や正看護師の指導・指示のもとでしか、業務を行えない」のです。

ただし、准看護師免許でも求人募集しているクリニックも数多くありますので、必ずしも「正看護師免許でなければいけない」という訳ではありません。

もし、美容クリニックへの転職や就職をお考えの方は、必要資格の項目は特に注意して確認しておくといいでしょう。

「臨床経験」がないと、就職できない……?

美容看護師の募集要項には、「臨床経験○年以上」を条件としている求人が多いのが特徴です。

“臨床”と聞くと、「何か特別な経験を必要とするのか……?」と感じる人もいるかもしれませんが、端的に言ってしまえば「看護師としての実務経験があるかどうか」という認識で大丈夫です。
(厳密に言うと違うが、イメージとしてはこのような感じ。ただし、極短期間のみの実務で以後無職の方は”臨床経験なし”となる)

前述の仕事内容でもお伝えした通り、美容クリニックでの看護師の仕事内容の中には、「注射」や「手術の介助」などを行う必要があります。

勤務先にもよりますが、美容クリニックはそこまで大規模な施設というのは中々に少なく、大手でもない限りは一つの施設において看護師の数はさほど多くありません。

つまり、「即戦力となる看護師」が求められる傾向が強いのです。

そのため、病院などで「臨床経験が○年以上ある人」として、条件指定されることが多いのです。

ただし、必ずしも募集要項に記載されている経験年数以上が必要……という訳でもありません。

例えば、最初から「私は、美容看護師の道に行く!」と決めている人であれば、あくまで“看護的な業務を学ぶために”病院などで臨床経験を積む場合もあります(採血・注射・ルートキープなどなど)。

要するに、短期間であっても、看護師としての知識・技術がしっかりと備わっていれば、“求められている臨床経験年数より少なくても転職できる可能性がある”ということです。

実際、「臨床経験3年以上」という条件で募集をしていた企業が、「臨床経験1年」ほどの人材を雇ったというケースだって見受けられます。

ただ、何にせよ“臨床経験はあった方が有利”であることに、間違いはありません。

最近は、「未経験でも応募可能!」という求人もチラホラと確認できますが、美容看護師の業務はかなり繊細なので、知識と経験はしっかり有しておいた方が安心できるかとは思います。

その他に必要なスキルはあるの?

「必須」とまでは言いませんが、取得しておいて損のないスキルはいくつかあります。

例えば、以下が挙げられます。

◆接客(コミュニケーション)スキル
◆エステティシャンなどの資格・経験
◆語学スキル

それぞれ、もう少し掘り下げてみましょう。

接客(コミュニケーション)スキル

病院と違い、美容クリニックで行う診療は「自由診療」が基本となります。

そのクリニックと契約する(治療を受ける)かどうかを決めるのはお客様のため、契約を取れるかどうかは“看護師とのカウンセリング”が重要になってきます。

患者の悩みや願望を上手く聞き出し、契約まで話を進める必要がありますし、治療中においても会話を通じて患者に安心感を持たせる必要もあります。

総じて、お客様を“満足・安心”させてあげる必要があるのです。

他にも、クリニック内で扱っている美容アイテムやケア製品などの販売もありますし……接客スキルはもちろん、「営業スキル」が求められる仕事と言って差し支えないかと思います。

クリニックによっては、契約成立時のインセンティブ(報奨金)が給与に加算されることもあるので、ここで他の人に差をつけて、かなりの給与を得ている人もいるほどです。

エステティシャンなどの資格・経験

必須ではないので、「あった方が役に立つ」程度のものもありますが、知識や経験は当然“無いよりあった方が有利”です。

例えば、以下のようなものが挙げられます。

◆エステティシャン
◆アロマセラピスト
◆美容系の資格(美容師・理容師・福祉理美容師など)

ただし、美容クリニックで働くのであれば、「エステティシャンの資格」は必須と言って差し支えないほど、重要な資格です。

  • 肌に関する基本的な知識
  • ベッドメイキング
  • 接客・集客方法
  • フェイシャルトリートメント
  • ボディトリートメント

などなど……、美容に関する様々な知識を学ぶことができます。

看護師+エステティシャンの両方の資格・経験があれば、将来的に自分でエステサロンを立ち上げることもできるかもしれませんし、近年は「メディカルエステ」という新たな手法も注目を集めています。

通信講座などを利用すれば、働きながら・費用を抑えながら学ぶこともできるので、できうる限り取得しておいた方がいい資格と言えるでしょう。

語学スキル

「美」を意識しているのは、日本人だけではありません。

実は、日本の美容クリニックの診療・サービス内容などの“クオリティの高さ”は、海外の方々にも非常に高い評価を得ているのです。

そして、高い評価を聞いた外国の人が、日本の美容クリニックに訪れるのです。

語学スキルは、この時に必要なものとなってきます。

ちなみに、「ただ、海外の言葉を話せるようになれば良い」という訳ではない点には要注意です。

上記でご紹介した通り、「お客様に満足・安心して頂いた上で・契約に繋げる必要がある」……つまり、“正しく表現し、相手に理解してもらう”必要があるのです。

美容クリニックの世界においても、数多くの専門知識が存在します。

それらをきちんと表現し、相手に理解してもらい、納得してもらった上で契約に繋げる……。

語学スキルが必要と言っても、実はかなり難度の高いものを求められることとなります。

ただし、ものにしてしまえば、どんな場所でも・将来的にも、必ず役立てることができます。

それは、日本国内だけではありません。

海外の看護師資格や美容系資格も身につければ、海外の美容クリニックで働ける可能性だってあるのですから……。

まとめ

病院だけでなく、現在は看護師として働ける施設は多種多様なものとなっています。

美容クリニックの求人は他に比べると、確かにそこまで多いとは言えません。

しかし、以前に「看護師転職の際に役立つ、おススメ求人・転職サイト10選」の際にもご紹介した通り、“美容クリニックに特化した転職サイト”も存在します。

美容のニーズはこれからもどんどん高まっていくでしょうし、それに合わせて美容看護師の求人募集も増加していく可能性は十分にあります。

美容看護師という仕事に興味がある方は、是非色々な情報を調べてみてください。

そして、「チャレンジしてみたい!」と感じる方は、美容看護師の世界に一歩踏み込んでみてください。

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