医療・介護・福祉・保育業界専門の求人をお探しの方は医療・介護・福祉・保育bizへ。詳しくはこちら!

【ターンオーバー】どうすれば改善できる?「ターンオーバー」の周期の乱れを整える方法について

この記事は約8分で読めます。

前回の記事で、「ターンオーバーの仕組みや原因となるもの」についてのご紹介をしました。

「ターンオーバー」とは、“肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組み”のことを言います。

しかし、近年はさまざまな要因から、この周期が乱れがち(早くても遅くてもダメ)な人が増加しており、周期を一定に保つことに苦労をしている人が大勢います。

今回は、この「ターンオーバーの周期を整える方法」について、詳しくご紹介をしていきたいと思います。

「ターンオーバー」が乱れる原因とは?


前回の記事でもご紹介したので、今回は簡潔にご紹介しますが……。

ターンオーバーの周期が乱れる原因を大別すると、以下の3つが該当します。

①生活習慣の乱れ
②間違ったスキンケアの方法
③紫外線や乾燥によるダメージ

上記はあくまで大別した3つであり、さまざまな原因によって乱れることとなり、その原因を一つ一つ挙げだしたらキリがありません。

そのため、常日頃からしっかりとお肌のケアを行い、ターンオーバーを正常化させることが大切なのです。

では、次項より上記3つをさらに細分化して、有効なケア方法をご紹介していきましょう。

「生活習慣の乱れ」を正すには?

ターンオーバーに大きな影響をもたらすのは、生活習慣の乱れといっても過言ではありません。

特に現代人は、この生活習慣の乱れが顕著であり、これが原因で周期が大きく乱れ・肌トラブルに発展している人も多いのです。

生活習慣は、どうやっても私たちの日常から切り離すことができません。

だからこそ、日々の生活習慣を見直し、健康的な毎日を送る必要があるのです。

そして、見直すべきポイントは、主に以下の6つなります。

①良質な睡眠をとる
②ビタミンやたんぱく質を積極的に摂る
③便秘を解消する
④適度に運動をする
⑤ストレスを溜め込まない
⑥たばこやアルコールを控える

順に補足を加えていきます。

「良質な睡眠をとる」

良質な睡眠=「睡眠時間」と「睡眠の質」の両方を満たすことです。

しかし、現代人は仕事や私生活の多忙さから、この良質な睡眠をとれていない人が大勢います。

睡眠中は「成長ホルモン」が分泌されます。
(基本的に、入眠から3時間後に成長ホルモンが分泌されると言われている)

そのため、できるだけ良質な睡眠をとれるよう、睡眠のリズムを整える工夫をしてみましょう。

例えば、

◆寝る時間・起きる時間をできるだけ一定にする
◆睡眠時間をしっかり確保する
◆良質な睡眠を確保する(中途覚醒を防ぐ)
 →寝るときは部屋を真っ暗にしたり、寝る前にスマホを見ないなど

こういったことを意識するだけでも、睡眠の質は大きく変わります。

ただし、“必要な睡眠時間”は人によって異なります。

そのため、一概に「何時間の睡眠をとろう」ということは言えません。

ただ、上記でもお伝えした通り、成長ホルモンは入眠から3時間後に分泌されると言われているため、少なくとも3時間以上の睡眠はとるようにしてください。
(平均的には7時間前後を目安にするといいかもしれません)

「ビタミンやたんぱく質を積極的に摂る」

お肌の健康を守る上で、栄養素の摂取は欠かせません。

特に「ビタミンB2」「ビタミンB6」は、肌荒れ用のビタミン剤にも必ず含まれているほどの重要な成分のため、積極的に摂取することをオススメします。

≪含まれている食材≫

【ビタミンB2】:卵・乳製品など
【ビタミンB6】:ささみ肉・さつまいも・バナナなど

加えて、同時に「たんぱく質」もしっかり摂取しておくことをオススメします。

お肌は、たんぱく質から作られています。

そのため、十分にたんぱく質を摂取することで、健康なお肌が作られることとなるのです。

ただし、一つだけ注意点があります。

それは、「過剰摂取はダメ」ということです。

特にたんぱく質が多く含まれているのは、肉や魚となります。

「お肌に良いなら、お肉をたくさん食べよう!」とすると、同時に油脂も大量に摂取してしまうことになるため、返って不健康な体になってしまいます。

何事も「適度が重要」です。

この点には、十分ご注意ください。

「便秘を解消する」

意外と思われる方もいるかもしれませんが、実は「便秘」もターンオーバーの乱れの原因となり得ます。

なぜかというと、便秘=”便の腐敗”が進み、腸内にアンモニアやフェノールといった有害物質が滞留してしまうのです。

便の通じを良くする方法は「食物繊維や水分をこまめに摂ること」です。

できる限り、便通が良い状態を保てるように工夫してみましょう。

「適度に運動をする」

「運動をする=血流を良くする」ことができます。

お肌ももちろん血流が良くなれば、体と同じく健康的な状態を保ちやすくなるのです。
(血流が良くなれば、それだけ栄養が体中に運ばれやすくなる)

また、運動した後は「セロトニン」「ドーパミン」の分泌も増えるため、下記の「ストレスを溜め込まない」にもつながることとなります。

ちなみに、「仕事で忙しくて、なかなか運動する時間を作れない……」という人も中にはいらっしゃるかと思います。

そういう場合は、1日10分程度の軽い運動をするだけでも十分です。
(もちろん、健康のためにもできる限り運動する時間は作った方がいいですが……)

もしくは、お風呂上りなどでストレッチをするのも有効かと思います。

大切なのは「血流を良くする」ことです。

“血流を良くする=体を冷やさない”ことも重要となってきます。

湯舟にしっかり浸かって体を温め、お風呂上りにストレッチをしてあげるだけでも、十分健康的な体に近づけることができるようになるでしょう。

ただし、湯冷めにはご注意くださいね。

「ストレスを溜め込まない」

ストレスは、心と体の双方に不調をもたらすのですが、もちろん肌にも影響を及ぼします。

ストレスにより自律神経が崩れると、ターンオーバーが乱れる原因にもなってしまうのです。

だからこそ、適度にリフレッシュを行う必要があります。

また、疲労もストレスの原因となってしまうため、心と体の休息をしっかりととることも重要となります。

ただし、“休む=なにもしない”というわけではなく、自分にとってストレス発散やリフレッシュできるなにかを見つけることが大切かと思います。
(もちろん、状況によって”何もしない休息”をとることも重要ではあります)

上記でご紹介した通り、適度な運動をすればストレス発散+細胞の活性化が同時に達成できます。

また、運動後にしっかりと睡眠をとれば、睡眠の質も向上し、疲労回復からターンオーバーが整うことにもつながります。

ストレス発散やリフレッシュの方法は人それぞれなので、自分に合ったやり方を見つけてみてください。

ただし……。

いくらストレス発散のためとはいえ、「暴飲暴食」だけは避けるようにしてください。

暴飲暴食をしてしまうと、返って体にストレスを与えることになります。

健康にも悪影響を及ぼしてしまうので、この点だけはご注意ください。

「たばこやアルコールを控える」

◆たばこ  =血管を収縮させ、血流が悪くなってしまう
◆アルコール=利尿作用があるため、体の水分が不足しがちになる

上記の問題から、ターンオーバーが乱れる原因となってしまいます。

というより、そもそもたばこもアルコールも百害あって一利なしです。

健康にも悪影響を及ぼすため、できる限り控えることをオススメします。

「間違ったスキンケア」を正すには?

前回の記事でもご紹介しましたが、「間違ったスキンケア」とは、以下のようなものを指します。

◆洗顔やクレンジングが不足している
◆洗浄力の強い洗顔やクレンジングを使用している
◆ピーリング・ゴマージュをし過ぎている

“手入れを怠っている”もしくは“必要以上に手入れに気を使い過ぎている”ことが原因で、ターンオーバーの乱れが生じていることになります。

そのため、重要なのは「適度に(自分に合った)ケアを行うこと」かと思います。

●肌を洗う際は、ゴシゴシと擦るのではなく、良く泡立てた洗料で優しく汚れを落とす
●乾燥しないように、乳液や化粧水でこまめな保湿を行う
●なるべく刺激を与えないために、肌は不要に触らず・自分の肌質に合うコスメを使用して肌に栄養を与える

大切なのは、“必要な角質を育てること”です。

また、洗顔とクレンジングは、“その日の汚れ”“その日のうちに落とす”ことが大切です。

毎日・できる限り、お肌にとって快適な状態を保てるように工夫してみてください。

「紫外線や乾燥」を防ぐには?

紫外線も乾燥も、肌にダメージを与える要素であり、当然ターンオーバーを乱す原因にもなってしまいます。

特に紫外線は、夏だけでなく年間を通して降り注いでいるため、季節を問わず、日焼け止め・帽子・日傘などでケアをすることが大切です。

“紫外線=夏”を意識する人が多いですが、冬であっても紫外線はゼロにはなりません。

そのため、日焼け止めはできるだけ年中・毎日塗ることをオススメします。

また、紫外線はお肌を乾燥させる働きもあります。

もし乾燥を感じたら、しっとりタイプの化粧水に替えるなどの対策も行うようにするといいでしょう。

まとめ


以上が、「ターンオーバーの周期の乱れを改善する方法」のご紹介となります。

①生活習慣の乱れ
②間違ったスキンケアの方法
③紫外線や乾燥によるダメージ

結論としては、上記でご紹介したすべての要素が重要となります。

生活習慣を整えても、間違ったスキンケアをしていては意味がなく……。

また、正しいスキンケアを行ったとしても、生活習慣が乱れていても意味がなく……。

生活習慣もスキンケアも改善したとしても、紫外線や乾燥対策を怠っていては、これもまたお肌へのダメージにつながる……。

どれもこれも非常に重要な要素なので、「ターンオーバーの周期を一定にしたい!」というのであれば、できる限りすべてに気を配ってみてください。

特に、「生活習慣の改善」はかなりの影響を受ける要素のため、正常にするためにはできる限り日々の生活を見直してみることをオススメいたします。

生活習慣の改善は、ターンオーバーの乱れを改善するだけでなく、健康的な体を維持するためにも重要な要素です。

健康的な毎日を過ごすためにも、ぜひ生活習慣の改善を試みてください。

タイトルとURLをコピーしました