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【保育園】どんな施設を選ぶべき?後悔しない保育園の選び方について解説します!

この記事は約8分で読めます。

「保育園」と一言で言い表しても、さまざまな種類が存在します。

特に「認可外保育園」の場合、施設によって特色が異なりますので、たくさんある施設の中から納得のいくものを見つけるのはなかなかに難しいものです。

また、都市部だと保育園の数も多く、加えて“待機児童数”も多いため、希望する園に入れない可能性もあるかもしれません。

そこで今回は、お子さんに合った保育園を選択できるよう、「保育園の選び方」について、まとめてみようと思います。

「認可保育園」と「認可外保育園」の違いについて


「認可保育園」「認可外保育園」の違いについては、以前の記事にて詳しくご紹介しておきますので、以下記事を参照いただければと思います。

利用者側からすれば同じ「保育園」ですが、両者は決定的に違う点があります。

それが、以下です。

【認可保育施設】
◆市区町村の「子ども子育て支援事業計画」に基づき計画的に設置される

【認可外保育施設】
◆目的は施設側が自由に設定できる

前者は「保育の必要性」があると市区町村が認定した児童を保育する施設であり、「保育所保育指針」に基づいたものが求められます。
(各保育園の独自性・創意工夫を尊重すると同時に、各保育所が一定の保育水準を保てるようにするため)

それに対し後者の場合は、「目的は施設側で自由に設定できる」という特徴があります。

必ずしも保育の必要性がなくとも保育が可能であり、後者の方が「事業者や保護者のニーズを叶えやすい」といわれているのです。

ただし、認可外保育園の方が(国や自治体からの補助金がない分)「保育料が高くなる」という傾向にあります。

どちらが良い・悪いということはありません。

どちらにも、利用する「メリット」があり「注意点」も存在するのです。

そのため、できれば「認可」「認可外」のどちらの保育園の情報も収集し、選択肢を増やしておくのが良いかと思います。

保育園選びのポイントについて

確認すべきポイントは「6つ」ある


日本には数多くの保育園があり、家庭の数だけ“保育のニーズ”は異なります。

そのため、「保育園選びのポイント」も家庭の数だけ千差万別に異なるということです。

しかし、共通して注意しておくべき点はあります。

それが、以下の6つです。

◆送迎しやすい場所にあるか
◆保育時間や延長保育について
◆受け入れ年齢・月齢が合っているか
◆保育方針が合っているか
◆アレルギー対策について
◆保育料や諸費用について

保育園は大切なお子さんが一日の大半を過ごす場所であり、保護者にとっても大切な場所でもあります。

入園してから後悔することがないように、上記ポイントをさらに細かくご紹介していきたいと思います。

ポイント1.送迎しやすい場所にあるか

これは、「認可」「認可外」どちらにも共通して言えることです。

結論、「自宅や職場から通いやすい保育園かどうか」が大切なのです。

保育園というのは、基本的に毎日通園する場所となります。

そのため、利便性が悪いところだと通いきれずに、途中で転園しなければいけない可能性も出てきてしまいます。

また、自宅から距離のある施設を選んでしまうと毎朝早く出なければいけませんし、職場から遠くても子どもの急病などにすぐ駆けつけることもできなくなります。

総じて、保護者にもお子さんにも負担が掛かってしまうのです。

◆「送迎バスは出ているのか?」
◆「車で送迎できるのか?」
◆「駅から近いのか?」
◆「自宅や職場からの所要時間はどのくらいか?」

もちろん、保護者の通勤手段によっても変わってきますが、できるだけ“自宅と職場の通り道”にあると、送迎がしやすくオススメかと思います。

ポイント2.保育時間や延長保育について

保育時間というのは、施設によって違いがあります。

認可外の場合は施設によって保育時間はさまざまに異なります(夜間保育や宿泊を伴う保育などが行われている場合もある)。

認可施設の場合は、基本の保育時間は自治体ごとに決まってはいますが、「延長保育」の時間は園によって多少前後することもあるのです。

このことから、お仕事や家庭の状況と送迎の時間を合わせ、無理なく日常が送れる施設を選ぶのが良いかと思います。

ちなみに、中には「保育時間が”年齢”によって違う場合もある」ので、注意しておきましょう。

ポイント3.受け入れ年齢・月齢が合っているか

多くの保育園……特に「認可保育施設」の場合は“0歳~就学前”のお子さんを受け入れている施設が多いですが、中には年齢制限が設けられている施設も存在します。

例えば、近年その数を増やしている「小規模保育園」

小規模保育園の場合、入園対象年齢は“0歳~2歳”と設定されています。

この場合、幼児クラスになったら、別の園を探さなくてはいけません。

こういう施設(年齢制限のある施設)の場合、卒園後は子どもたちが困らないように受け入れ先の施設と提携しているところがほとんどではありますが、地域や状況によっては100%希望の受け入れ先に入園できるとは限りません。

加えて、“慣れた園を離れる”ということは、お子さんはもちろん保護者にとっても大なり小なりの負担になることも考えられます。

また、「0歳児~入園可能」であったとしても、「産休明けの2ヶ月から受け入れているところ」もあれば、「6ヶ月以上でないと受け入れていない」ところなどもあります。

園によって受け入れできる月齢が異なる場合がありますので、この点も注意しておく必要があるといえるでしょう。

ポイント4.保育方針が合っているか

特に「認可外保育園」の場合は、「保育園ごとに保育方針が異なる」こととなります。

◆のびのびと遊ぶことを大切にする「自由保育」
◆保育園が設定した課題(勉強)をこなしていく「お勉強保育」

など、特に「認可外」は「認可」と差別化を図るためにも、園独独自の特色を持つことが非常に多いです。

また、“宗教色”が反映される施設もあります。
(教会付属の園ならキリスト教に沿った施設になったり、寺院の保育園なら仏教に沿った保育を行うなど)

保育園は、お子さんは長い期間・時間を過ごす場所となるため、園の保育方針はお子さんはもちろん、保護者にとっても大切なポイントなるかと思います。

例えば、「子どもにはのびのびと楽しく幼少期を過ごしてほしい」と考えているのに、保育園が「お勉強保育」を中心とした保育方針だったら、それは保護者や子どもニーズと大きく逸れることとなってしまいます。
(逆もしかりです)

それともう一つ。

大切なのは、「お子さんが園の保育方針に馴染めるかどうか」が重要です。

例えば、黙々と机上遊びをするのが好きなお子さんが、自由保育の園に入った場合は、物足りなく感じるかもしれません。
(当然、逆も然りです)

保育園に通うのは、「保護者」ではなく「子ども」なのです。

子どものタイプと保育方針が合わなかった場合、子どもにとっては“保育園=苦痛の場所”となってしまうケースもあります。

お子さんにとって長い期間・時間を過ごす場所となるので、保育方針が子どもに合っているかどうかは、しっかりと確認を取っておいた方が良いかと思います。

ポイント5.アレルギー対策について

これはすべての家庭・お子さんに当てはまるわけではありませんが、もしお子さんが“アレルギー持ち”の場合は、「施設のアレルギー対応」について、しっかりと把握しておく必要があります。

今はほとんどの保育園でアレルギー対応を実施しているはずですが、お子様のアレルギーの度合いよって、保育園の対応も変わってくるかと思います。

対応は保育園ごとに異なるはずなので、お子さんが安全な食生活を送れるように、しっかりと確認しておくことをオススメします。

ポイント6.保育料や諸費用について

まず、「認可」と「認可外」で、保育料の計算方法は異なります。

◆「認可保育施設」 :世帯収入によって異なる
◆「認可外保育施設」:施設(園)によって異なる

認可施設の場合は、自治体によって保育料が決められています。

しかし、認可外の場合は「施設によって異なる」こととなり、かつ“認可施設に比べて保育料が高くなる”傾向にあります(認可外=補助金が出ないため)。

ちなみに、「幼児教育・保育の無償化」により、幼稚園・保育所・認定こども園などを利用する3歳から5歳児クラスのお子様や、 住民税非課税世帯の0歳から2歳児クラスまでの利用料は無料となります。

また、認可施設であっても基本の保育料の他に、以下のような諸費用がかかる可能性はあります。

◆給食費
◆延長保育料
◆体操服代
◆制服代
◆園指定のグッズ代
◆教材費
◆遠足のバス代

このように、施設によって保育料や諸費用は異なりますので、入園前に金額面はしっかりと確認をとっておくようにしましょう。

まとめ:大切なのは「認可」と「認可外」を並行して探すこと!

以上が、「保育園の選び方」についてのご紹介となります。

もっとも重要なことは、「認可保育園と認可外保育園を並行して探しておくこと」かと思います。

仮に、「子どもは認可保育施設に通わせる!」と決めていたとしても、自治体の審査が通らずに子どもの預け先を確保できない場合もあるかもしれません。

認可外の場合は、役所の審査を必要とせずに入園できるので、認可施設と並行して探しておけば、もしもの時に安心かと思います。

また、保護者のニーズの家庭の数だけ存在すれば、保育園の数や特色もさまざまに存在します。

ニーズに合った保育園を選ぶためには、早め早めに動くことが肝心かと思います。

この記事を参考にしていただき、ぜひ保護者やお子さんのニーズに合った保育園を探してみてください。

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