年齢を重ねると同時に発生しやすくなる「たるみ」。
特に「頬」「口元」「あご下」「デコルテ」などにたるみが見られると、実年齢よりも老けた印象となるため、早めに対策を施すことが重要となります。
しかし、「たるみとは、何が原因で発生してしまう」のでしょうか?
今回は、「たるみとは?」そして「たるみの原因となるものとは?」について、詳しくご紹介をしていきたいと思います。
「たるみ」ってなぜ起こるの?その原因について解説!
概要
「たるみ」につながる要素は、以下の3つが挙げられます。
②”加齢”によるコラーゲンなどの減少および変質
③「むくみ」と「脂肪」の増加
上記によって、肌(皮膚)の弾力やハリがなくなってしまい、それが「たるみ」につながってしまうのです。
ちなみに、たるみが発生しやすい場所は、「目元」「頬」「あご」「デコルテ」などが多いです。
◆「目が小さくみえる」
◆「口角が下がる」
など、見た目もに大きな影響を及ぼす恐れがあり、本来の美しさを損ねる原因にもなりかねません。
だからこそ、たるみがひどくなる前に、その明確な原因を知り、それに合った対策を施していく必要があるのです。
尚、「デコルテってどこ?」と思う方もいるかもしれません。
「デコルテ」とは、「襟ぐりの大きな服を着たときにでる胸の上部分から首筋にかけての部分」のことを言います。
下画像の、肌が露出している部分のことですね。
デコルテというのは、「ローブデコルテ」の略であり、“襟ぐり(が深い)”という意味になります。
マッサージをしてもらった時にも、「デコルテ」は重点的にほぐされる部分かと思います。
この理由は、「デコルテ部分には、たくさんのリンパが流れているから」です。
リンパの流れを良くすることで、肩回りが楽になったり・顔色が明るくなったりします。
加えて、このデコルテ周りの「むくみ」が取れると、鎖骨部分がくっきりと見えるようになるのです。
次に、上記で挙げた“むくみの原因3つ”について、それぞれ補足を加えていきたいと思います。
原因その1.顔の”筋肉”が減少する
「(顔の)むくみ」について過去に紹介した時にも記載しましたが、当然ながら顔にも“筋肉”が存在します。
そして、筋肉は「加齢」によって減少してしまいますし、そもそも「表情筋を使わない」ままだと徐々に衰えてしまいます。
これが、「たるみ」の原因となってしまうのです。
ちなみに、顔の表情筋は真皮層の奥でつながっており、40種類以上もあると言われています。
ただ、その中で日常的に使用されている表情筋は全体の“30%”ほど。
残りの”70%”は使われていない筋肉なのです。
だからこそ「顔の筋肉(表情筋)を意識的に動かそう(鍛えよう)!」と言われるのです。
原因その2.”加齢”によるコラーゲンなどの減少および変質
お肌の弾力やハリを支えているのは、真皮層にある「コラーゲン」です。
これは、以下が原因で「量が減った」り「質が劣化した」り「生産する力が衰えた」りするのです。
◆紫外線
◆乾燥
ちなみに、見出しで「加齢による」と記載しましたが、「歳を取る=それだけ長期間”紫外線や乾燥の影響を受ける”」ということになります。
また、コラーゲン繊維というのは、“互いに橋をかけるように結びついて弾力を作る”こととなります。
(年齢が若いうちは特に)
しかし、年齢を重ねたコラーゲン繊維は、“互いをつなぐ橋の量が増える”傾向にあり、結果しなやかさが失われてしまいます。
それが原因で、肌がこわばったり・弾力が失われてしまうのです。
原因その3.「むくみ」と「脂肪」の増加
「たるみ」というのは、「むくみ」や「脂肪の増加」によっても起こりえます。
なぜなら、「重力に従って+重みによって、垂れてしまうから」です。
また、むくみの場合は“真皮層の組織の機能低下”を招く恐れがあり、よりたるみを助長させる原因にもなってしまいます。
これを防ぐ手段は以下の通りです。
◆塩分を摂り過ぎない(むくみの対処法)
◆運動や顔の体操をする(老廃物が排出されやすく、太りにくい体になる)
尚、むくみの解消法については、過去記事にして紹介しておりますので、以下を参照ください。
まとめ
人間には、“悪影響から自分自身を守る機能”が備わっています。
しかし、老化が進めばその機能も衰えることとなります。
「若いから大丈夫!」なんて思っていると、さまざまな要因が重なって、どんどん「たるみやすい顔」になってしまいかねません。
尚、上記さまざまな要因をもう一度まとめておくと、以下が原因となります。
◆筋肉の低下
◆脂肪の増加
◆むくみ
◆紫外線
◆乾燥
特に「筋肉の低下」は、若いうちからも注意が必要となります。
なぜなら、「顔の筋肉は鍛えにくい部位の一つであり、最近の若者は固いものをあまり食べない食習慣を送っている人が多いため」です。
加えて、現在は「新型コロナウイルス」の影響があり、「マスクをしている」や「人と対面する機会が減っている」ことから、“表情の変化に乏しい”という環境下にもあります。
上記でもお話した通り、日常で使用する表情筋は全体の約30%ほどしかありません。
それに加え、上記の問題が加算されるため、より表情筋を意識して鍛えないと、たるみやすい顔になってしまうのです。
この点にも気を配りながら、自分自身の“たるみの原因”を明確にしてみてください。
そして、自分の状況に合わせた改善法で、たるみの予防・解消を図ってみてください。
尚、今回は「たるみの原因」について詳しくお話ししましたが、次回は「たるみの予防・解消法」について、詳しくご紹介していきたいと思います。