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「ベビーシッター」ってどんな仕事をするの?仕事内容・魅力・大変な点について解説します!

この記事は約2分で読めます。

“保育所の不足”“待機児童問題”の影響もあって、近年少しずつ注目されているのが「ベビーシッター」の利用です。

前回の記事にて、この「ベビーシッターの利用法・注意点」などをご紹介させていただきました。

ベビーシッターと聞くと、少し高価なイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、現在は補助金なども支給されるようになっており、より使いやすくなっています。

このことから、ベビーシッターの利用者・需要が増加傾向にあり、それに伴い「保育士の新しい働き方の一つ」としても注目されてきているのです。

今回は、ベビーシッターの「仕事内容」「仕事をする上での特徴・魅力」そして「辛い・大変と思うとき」について、ご紹介をしていきたいと思います。

どんな仕事をするの?

概要


この仕事は、「利用者の自宅あるいは指定の場所にて、1~2人の子どもを保育する仕事」となります。

◆仕事や用事で外出しなければいけなくなったとき
◆冠婚葬祭など、小さな子どもを連れていくことが難しいとき
◆デパートなどで、一時的に子どもを預かって欲しいとき

など、さまざまな場面でベビーシッターは活躍することとなります。

具体的な仕事内容について

行う業務は「子どもの保育」であり、この点は保育園などに努める保育士と仕事内容に大差はありません。

基本的な日常生活のお手伝い(食事の介助や排泄介助など)を行ったり、遊びや勉強面のサポートを行ったり……。

それに加え、「習い事の送迎」「保育園・幼稚園・学校への送迎」などを行う場合もあります。

加えてもう一つ。

勤務する企業や契約内容によっては、ベビーシッターの仕事と合わせて“家事代行のサービス”を提供することもあります。

現代は「共働き」である家庭も非常に多く、仕事や育児に追われ「時間がない・足りない!」というご家庭も多くなっているのが現状です。

そういったご家庭の事情を反映し、ベビーシッターに買い物・洗濯・料理などをお願いする家庭も増加しているのです。

これを「サービスの一環」として、提供している企業も多く存在します。

ただし、家事代行サービスを行うかどうかは、企業や個人によりけりです。

「家事代行サービスはしない」と決めているならば、実施(提供)していない企業を選んだり、個人で事業を展開したりするといいでしょう。

ベビーシッターの仕事の特徴・魅力とは?

次に、ベビーシッターの仕事をする上での“特徴”“魅力”について、ご紹介をしていきたいと思います。

最初に要点だけをまとめておくと、以下の3つが挙げられるかと思います。

①「子ども一人ひとりと真剣に向き合うことができる」
②「自分の都合に応じて働ける」
③「頑張った分だけ収入につながる」

順に補足を加えていきましょう。

「子ども一人ひとりと真剣に向き合うことができる」

ベビーシッターの最大の“特徴”であり“魅力”である点は、「子ども一人ひとりをしっかりと見てあげられること」にあります。

これは、保育士や幼稚園教論から転職した方の多くが、口をそろえて言うやりがいの一つです。

というのも、保育園や幼稚園は「集団保育」が基本となります。

また、“児童の数が多い=職員の数も多い”ということでもあり、子ども以外にも(人間関係にも)気を遣わなければいけない場面が出てきます。

◆「一人ひとりの児童とちゃんと向き合うことができない……」
◆「人間関係に気疲れしてしまう……」

など、集団保育の方が「大変だ……」と感じる場面も多いのです。

対してベビーシッターの場合は、基本的に「1対1(もしくは2)で保育に専念できる」という特徴(利点)があります。

◆「ちゃんと子どもの目を見て話を聞いてあげられる」
◆「子ども一人ひとりのペースに合わせて、保育内容を組み立てることができる」

という点で、保育者としての役割を実感できるのです。

「自分の都合に応じて働ける」

「正社員」「パート」「アルバイト」「契約社員」「派遣社員」など、ベビーシッターの雇用形態はさまざまです。

そのため、「自分の都合に応じて働ける」という特徴があります。

例えば、

◆朝早くから遅くまで毎日働いて、しっかりとお金を稼ぐ人
◆ベビーシッター会社に派遣社員として登録し、必要なときだけ働く人
◆アルバイト・パートなどで、短時間の勤務をする人

など、雇用形態に応じてさまざまな働き方が可能となります。

「頑張った分だけ収入につながる」

これは、勤務する企業や働き方によって変わっては来るのですが……。

ただ、大手や有名なベビーシッター会社に登録をしていると、他の会社に比べて給与が高くなる傾向があるといえます。

また、認可保育園などとは違い、「夜間」「深夜」に仕事の依頼が入ることもあります。

こういった仕事を受けると、手当が加算されるので、より高額な給料をもらうことも可能となります。

加えてもう一つ。

この仕事は、「個人事業主」として独立して働くことも可能です。

お客様からの信頼があれば、個人事業主として活躍した方が、仕事の依頼も増えるでしょうし、よりたくさんの収入を得られるようにもなるでしょう。

ベビーシッターのつらいこと・大変なこととは?

残念ながら、良い点もあれば「辛い……」「大変……」と感じる場面もあります。

まとめると、以下の4つが当てはまるかと思います。

①「自分のペースで働けない」
②「子どもを預かるという”責任”の重さ」
③「依頼者との相性」
④「トラブルへの対処」

順に補足を加えていきましょう。

「自分のペースで働けない」

お子さんとの関わりはもちろん、保護者とのやり取りもあります。

そして、この仕事は基本的に1対1or2で行われることとなります。

“人”相手の仕事であるということ+“少数での保育が前提である”ということから、なかなか自分のペースで働くことができないのです。

依頼者の都合で仕事が急にキャンセルになったり、予定変更したりする可能性もあるかもしれません。

依頼者となる保護者のニーズをきちんと把握して、その期待に応えるように動く必要があるのです。

また、シッター中もさまざまな苦労があります。

なぜなら、「子どもの個性は一人ひとり異なるから」です。

家庭によって“しつけ”の状況も違いますので、あまり手のかからない子もいれば、なかなか言うことを聞いてくれず困り果ててしまうような子もいます。

お子さん一人ひとりの個性を見極めて、根気よく対応していかなくてはいけないのです。

この点が、ベビーシッターを行う上で、もっとも「大変だ……」と感じる点かもしれません。

「子どもを預かるという”責任”の重さ」

上記でもお伝えした通り、この仕事の特徴・魅力は「一人ひとりの子どもと真剣に向き合うことができる」という点にあります。

しかし、それと同時に「依頼者の大事な子どもを預かる」というプレッシャーもあるのです。

◆子どもがケガをしないように注意深く見守り続ける
◆顔色や体調に気を配る
◆食事量やトイレなど、普段の違いがないかをしっかりと確認する

常に、気を配りながら働く必要があると言えます。

それは、どんな雇用形態であっても同様です。

「子どもが大好き!」という気持ちは大切です。

しかし、それと同時に……それ以上に、「子どもを守る!」という強い責任感がなければ、ベビーシッターを続けていくことは難しいかもしれません。

「依頼者との相性」

この仕事は基本的に自分一人で子どもの面倒を見るため、他の集団保育に比べれば“人間関係の悩み”は少ないと言われています。

しかし、とはいえどうしても「依頼者との相性が合わない」という場面も出てくるのです。

これは、人間相手の仕事であれば、必ず起こりうる問題かと思います。

ただ、この点については、会社に事情をきちんと説明すれば代わりのシッターが案件を引き継いでくれる可能性もありますし、依頼者側から「シッターを変えてほしい」と要望が入る場合などもあります。

大切なことは、「誠実に仕事を続けていくこと」です。

誠実に仕事を続けていれば、同じ職場の人からの信頼度も増すでしょうし、いずれ必ず自分の働きを認めてくれる依頼者さんも現れます。

人間関係の悩みは切っても切れないものも多いですが、一喜一憂せずに常に笑顔で頑張ることが大切かと思います。

「トラブルへの対処」

お子さんを預かる場所は状況によって変わりますが、もっとも多いのは「依頼者(お客様)の自宅で保育を行うこと」です。

仕事中はどのベビーシッターも細心の注意を払ってはいますが、人と人が関わり合う仕事なだけに「トラブルを100%防ぐことは難しい」と考えておいて問題はありません。

まして、回数を重ねてある程度の信頼関係が構築されているお客様ならばともかく、初利用や利用回数が少ないお客様だと、「その”人となり”が分からない」ということも十分にあり得るでしょう。

ちなみに、トラブルとしてもっとも多いのは、「物の紛失・破損」「子どもの怪我」です。

もし万が一にもトラブルが起きてしまった場合、「少しでも早い段階でしっかりと依頼者・会社の双方に事情を伝える」ことが大切です。

そして、「常に誠実に対応すること」です。

まとめ

以上が、「ベビーシッターの仕事内容・魅力・大変な点」についてのご紹介となります。

この仕事は、決して楽なものではありません。

相応の責任を持たなくてはいけませんし、トラブル回避法などもしっかりと身につけておく必要もあります。

しかし、同時に魅力的な点もたくさんあります。

特に「子ども一人ひとりと真剣に向き合うことができる」のは、子ども好きや保育士としての責任感が強い人にとっては、大きな魅力となり得ます。

同じ保育であっても、「集団保育」とはまた違った特徴があるため、向き・不向きはあると思います。

あくまで、“選択肢の一つ”として、参考にしていただければ幸いです。

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