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これも重要!意外と知らない「保育園選びのポイント」について解説します!

この記事は約7分で読めます。

「保活」とは、「子どもを保育園などに入れるために保護者が行う活動」のことをいいます。

保育園と一言でいってもその種類はさまざまに存在し、「どんな保育園を選ぶべきなのか?」「いつから行動を開始すればいいのか?」などで悩む人も多いかと思います。

この点については、これまでにいくつかご紹介の記事を公開いたしました。

今回は、「保育園選びのポイント」について、さらに深堀りしていきたいと思います。

かなり細かい視点ではありますが、意識できればさらに“良い保育園”に子どもを入園できるようになるかと思います。

知っていれば役に立つ!「保育園選びのポイント」について

はじめに


子どもが、長い期間・時間を過ごす「保育園」

できることなら、お子さんにとっても保護者にとっても、少しでも不安材料を減らし・安心して預けられる施設を選択したいものです。

そんなときに参考にできる重要なポイントが「保育園見学」となります。

実際に“自分の目で見て確認できる”のが最大のメリットであり、少しでも不安を感じるようであれば、その保育園は候補から外しても良いかと思います。

この「見学の際に注意するべきポイント」は、前回の記事にて詳しくご紹介をさせていただきました。

この項目では、さらに細かいチェックポイントをご紹介していきましょう。

その内容は、以下の通りです。

◆「保育士同士の仲は良いか?」
◆「保育士の年齢は幅広いか?」
◆「保育士の表情は明るいか?」
◆「延長(施設長)は話しやすいか?」

順に、捕捉を加えていきましょう。

「保育士同士の仲は良いか?」

なかなか一見すると確認しづらい点ではありますが、「保育士同士の仲の良さ」も確認しておくに越したことはありません。

子どもは、大人以上に“繊細”であり、“敏感”です。

そのため、保育同士の雰囲気の良し悪しは、子どもたちにダイレクトに伝わります。

もし仲の良くない(雰囲気が悪い)保育士同士が、子どもたちと接していた場合どうなるか?

子どもたちは萎縮してしまい、のびのびとした保育を受けることはできなくなってしまいます。

保育園は、長い期間・時間を過ごす場所であるため、良くない雰囲気のままずっと過ごしてしまうと、子どもにとっても悪影響になりかねないのです。

“良い保育”“良い連携の中で生まれる”といっても過言ではありません。

可能な範囲……肌感でも構いませんので、保育士同士の雰囲気(人間関係)はある程度確認しておくことをオススメします。

「保育士の年齢は幅広いか?」

結論から言うと、「幅広い年齢の職員(若い保育士~年配の保育士まで)が働いている保育園」を選択することをオススメします。

理由は、“どの年代でも働きやすい環境が整っているから”です。

保育士は、どちらかというと“女性”の方が割合は多いとされています。

女性の場合、「結婚」「出産」などでライフスタイルが変化しやすく、人や保育園によっては“ライフスタイルの変化=退職”を余儀なくされる場合もあるのです。

しかし、幅広い年齢の方が働いていれば、それは「福利厚生がしっかりしている可能性が高い=職員にとって長く働きやすい環境が整っている可能性が高い」ということにつながるのです。

◆若い職員しか勤務していない
◆ベテランの年齢層しか勤務していない

もちろん、これだけで保育園の良し悪しを決めることはできませんが、できれば幅広い年齢の保育士が働いている園を選択してみるのが良いかもしれません。

「保育士の表情は明るいか?」

保育園の種類もさまざまに存在するため、一概にすべての園が当てはまるわけではありませんが……基本的に、保育士の業務は「多忙である」というのが挙げられます。

特に、「保育士不足」が課題視されている現代では、保育園によっては保育士の負担が増大しているところもあるかもしれません。

そのため、見学の際には園の子どもたちの姿だけでなく、“働く保育士の表情”にも注目してみるといいでしょう。

“良い園=働きやすい園”であれば、保育士の方々も明るい表情をしているはずです。

対して、「表情が暗い」「辛そう」「疲れている印象を受ける」という場合、職員に負担が掛かっている可能性が高く、場合によっては離職率が高い園となるかもしれません。

「延長(施設長)は話しやすいか?」

「園長(施設長)」というのは、保育現場において園を管理・運営している、まさしく“保育園の長”たる人物です。

この園長(施設長)の人柄は、必ず保育園全体に大きな影響を及ぼします。

そのため、「園長の人柄(印象は良いか・話しやすいかなど)」は、しっかりと確認しておいた方が良いかと思います。

実際、入園した後も、担任の保育士には分からない事務関係のことや重要なことは、園長(施設長)に聞くことが多くなるはずです。

できる限り、保護者に寄り添ってくれる人物のいる園を選択するのがオススメかと思います。

絞り込めない!?保育園選びの際に”もっとも重要なポイント”とは?


前回の記事でも今回の記事でもご紹介した通り、保育園選びの際には、さまざまなチェック項目が存在します。

確認するポイントを挙げだしたらキリがありませんし、人によって“気になるポイント”もさまざまでしょうし、「理想をすべて叶えてくれる完璧な保育園」なんてものを探そうものなら、いつまでたっても希望の保育園を見つけることはできないと思います。

ここでお伝えしておきたいことは、「すべてが利用者の希望通りとなる保育園はほぼ存在しない」ということです。

そもそも、利用者によってニーズは異なりますし、運営している職員も“人”である以上、“完璧な保育園”というのは存在しないのです。

保育園そのものに、期待し過ぎてはいけません。

さまざまなチェック項目をご紹介してきましたが、これらはあくまで一例です。

では、「保育園選びの際に、もっとも重要なポイントはなにか?」ですが、これは「これだけは絶対に譲れない!」というポイントを、一つだけ決めておくことです。

◆「保育方針は適しているか?」
◆「保育時間は、ニーズに沿っているか?」
◆「行事やイベントは適しているか?(思い出作りができるかどうか)」
◆「保育の環境は清潔に保たれているか?」
◆「給食やおやつは提供されるのか?アレルギー対応はしてくれるのか?」
◆「保育士や職員の質はどうか?」

何より、「保育園で過ごしている子どもたちは、楽しそうに過ごしているか?」どうか……。

どんなものでも構いません。

保護者にとって「これだけは譲れない!」というものが一つあれば、絞り込みを行いやすくなるでしょうし、納得して子どもを通わせられるかと思います。

そしてもう一つ。

「実際に保育園に通うのは、”保護者”ではなく”子ども”である」ということです。

「何を当たり前のことを……」と思うかもしれませんが、実際に“保護者の理想ばかりを追い求め、子どもを置いてけぼりにしている”という家庭もあるのです。

本当に大切なのは、「通う保育園が、子どもにとって居心地が良いかどうか?」なのです。

できる限り、子どもの意見も尊重してあげてください。

そうすれば、子どもにとってのとても大切な時期を、のびのびと過ごすことができるようになるはずです。

まとめ

保育園には、さまざまな種類が存在し、施設によって保育方針や特色は大きく異なります。

それは、国や自治体が管理している「認可保育園」であってもです。

確かに、認可保育園は国や自治体が“管理”してはいますが、実際に施設を運営しているのは“現場の職員”であり“人”なのです。

人が変われば、当然ながら特色も変わります。

だからこそ、「どんな保育園なのか?」を知るために、「保育園見学」は必要不可欠なものなのです。

大切なお子さんを長い期間・時間預ける場所だからこそ、預ける保育園はしっかりと確認した上で決めていってほしいと思います。

ただし、上記でもお伝えしたように“完璧を追い求めすぎると、絞り込みが難しくなる”のも事実ではあります。

◆すべての利用者のニーズが叶う保育園はありません
◆すべてが希望通りの園は、ほぼありません
◆完璧な保育園なんて、存在しません

保育園そのものに過度な期待を持たず、「これだけは譲れない!」という事項を、一つだけ決めてみてください。

そうすれば、ある程度は絞り込みを行えるでしょうし、最終的には納得して子どもを通わせられると思います。

保護者・お子さんにとって、「通って良かった」と思える園に出会えるように、ぜひさまざまな情報を収集してみてください。

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