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「ベビーシッター」ってどうやったらなれるのか?働き方やお給料についても解説します!

この記事は約10分で読めます。

近年、ベビーシッターの利用者・需要は増加傾向にあり、それに伴い「保育士の新しい働き方の一つ」としても注目されてきています。

しかし、ベビーシッターの働き方や給与について「詳しいことは分からない」という方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、以下のような点に注目して、ご紹介をしていきたいと思います。

◆なり方
◆働き方の種類
◆給与

「どんな職に就くか?」「どんな働き方をするか?」はもちろん人それぞれですが、この記事が“選択肢の一つ”として参考になれば幸いです。

尚、前回の記事にて、「ベビーシッターの仕事内容・魅力や大変なこと」についてのご紹介をさせていただきました。

以下にリンクを貼っておきますので、合わせてご覧いただけますと幸いです。

どうやったら「ベビーシッター」になれるの?

特別な資格は必要ない

結論から言うと、「ベビーシッターの仕事をするために特別必要な資格はない」となります。

実際、現在活躍しているベビーシッターの多くが、「子ども好きである」「子育て経験がある」などを理由に挙げており、当然“未経験”からでもベビーシッターになることが可能です。

ベビーシッターとして仕事をしていくためには、以下のような会社・サイトに登録・就職することです。

◆「ベビーシッター登録(派遣)会社」に登録すること
◆「ベビーシッターマッチングサイト」に登録すること
◆「託児ルーム」や「託児施設」などに就職すること
など

どちらも、依頼者(利用者)とベビーシッターを結びつけるための仕組みであり、ベビーシッターの就職先の候補となります。

ちなみに、ベビーシッターの資格としては、「社団法人 全国ベビーシッター協会」が認定する「認定ベビーシッター」というものがあります。

とはいえ、これは国家資格ではありませんし、資格を所持していなくても仕事に従事することは可能です。

どんな資格が役に立つ?

上記で、「ベビーシッターになるために資格は必要ない」と記載しましたが、資格は所持しておいて損をすることはありません。

なぜなら、「顧客となる保護者からの”信頼”が必要である」からです。

極論をいうと、「資格もない、経験もない。そんな人に大切な子どもを預けたいと思いますか?」ということです。

信頼を勝ち取らなくては、保護者から依頼が来ることはありません。

そして、目で見て確認できる信頼の形は、“経験”であり、“資格の有無”なのです。

だからこそ、資格を所持している人の方が仕事をしていく(続けていく)上で有利となってきます。

ベビーシッターの仕事で活かせる資格は、例えば以下のようなものがあります。

◆保育士・幼稚園教諭など教育系資格
◆看護師・助産師など医療系資格
◆認定ベビーシッター資格など民間資格

また、資格を所持しておくことで有利に働く点は、“業務”においても同様のことが言えます。

お子さんの体調が急変することだってあるでしょうし、保育中にケガをしてしまう可能性だって否定はできません。

だからこそ、子どもに関する専門知識がある「保育士」や、急な熱やケガにも対処できる「看護師」などに、依頼が多く集まるのです。

“大切な子どもを預かる”というのは、それだけ責任重大なことなのです。

「保育士」とはなにが違うの?


ベビーシッターも保育士も、どちらも子どもに深くかかわる仕事となりますが、両者の違いには何があるのでしょうか?

挙げられるものは、大きく2つ存在します。

一つは、「資格の必要性」です。

◆「ベビーシッター」:必ず必要となる資格はない
◆「保育士」    :国家資格である”保育士免許”が必要となる

そしてもう一つの違いは、“集団保育”“個別保育”かという点です。

ベビーシッターの場合、一度に保育を担当する子どもの数は1人ないし2人までです。

しかし保育士の場合は、保育所などで複数の子どもを担当することとなります。

ただし、上項でもご紹介した通り、「保育士免許を持ったベビーシッターもいる」ということから、“保育士=必ずしも上記に当てはまるものでもない”とは言えます。

近年は「保育」に関する働き方も多様化しており、ベビーシッターも“保育士の新しい働き方の一つ”として注目されてきているのです。

それぞれに“特徴”“魅力”があり、同時に“大変なこと”“つらいこと”などがあります。

大切なのは、「自分がどのように子どもと関わっていきたいか?」です。

それをしっかりと考えた上で、どのような道を目指すのかを決めてみてください。

ベビーシッターの「働き方」について

雇用形態にはさまざまな種類が存在する

ベビーシッターの雇用形態は、実にさまざまに存在します。

正社員やパート・アルバイトはもちろん、副業や個人事業主として活躍している人たちもいます。

それぞれの働き方の違いや特徴について、ご紹介していきます。

「正社員」

数こそ少ないものの、正社員として活躍している人もいます。

なぜ正社員の数が少ないのかというと、ベビーシッターは「お客様からの依頼があって初めて仕事として成立するから」です。

正社員は基本的に”〇時~〇時”という決まった時間に業務を行うこととなります。

しかし、依頼制であるベビーシッターの場合は、決まった時間に必ず仕事が入ってくるわけではないのです。

そのため、正社員として勤務するベビーシッターは少ないと言われています。

ただし、「0」ではありません。

では、正社員のベビーシッターはどんな仕事をしているのか?

それは、ベビーシッターとして現場で保育を行うことはもちろん、「ベビーシッターの後進育成」なども行っていくこととなります。

もちろん、上記はあくまで一例であり企業によっては他の業務にも携わらなくてはいけないかもしれません。

なんにせよ一つ言えることは、「正社員の場合、保育以外の業務も担当しなければいけない可能性が高い」ということです。

ちなみに、正社員として勤務する場合、福利厚生が整っている会社は多いと言えるでしょう。

昇給や賞与の支給はもちろん、有給休暇や産休・育休といった休暇も充実していることかと思います。

ただし、これも企業によって待遇面の差はでてきますので、気になる方はさまざまな企業を比較してみてください。

「パート・アルバイト」

ベビーシッターとしてお子さんの保育を担当する人は、「パート・アルバイト」であることが多いです。

上記でも記載した通り、この仕事は「お客様からの依頼があった時間帯に働く」ため、時間の融通が利きやすいと言われています。

自分の絶対に勤務できない日や時間帯を外して、仕事の依頼を受けることができるからです。

また給与計算も、「ベビーシッター業務を行っている時間のみで計算する」ことから、時給制での計算が行いやすく、これもパートやアルバイトの雇用形態と相性が良いです。

ただし、パートやアルバイトといった関係上、福利厚生や待遇はあまり期待できない場合も多いかとは思います。

社会保険は一定の勤務時間を超過すれば加入はできるでしょうし、有給休暇も取得できる可能性はあるかもしれません。

とはいえ、それくらいであることも多いかと……。

勤める会社や自身のスキルによって昇給は望める可能性もあるかもしれませんが、賞与やボーナスは期待しない方が良いかと思います。

時間の融通が利きやすく働きやすい分、待遇や福利厚生の充実は望めない……。

これが、パート・アルバイトの特徴と言えるかもしれません。

「副業」

「保育士や幼稚園教論を続けながら、副業としてベビーシッターをする」という方も増えています。

例えば、

◆パート・アルバイトとして、仕事を斡旋してくれる業者に登録をする
◆フリーランスとして、自らマッチングサイトに登録をする
◆自身の力で、新規顧客を開拓する

など、働き方は自由です。

ただ、“Wワークをする”ということになるので、自身が所属している会社が「副業OKなのかどうか」は事前にしっかりと確認を取っておかなくてはいけません。

また、ハードワークになる可能性が高いので、体調管理にも十分気を付けた方がいいでしょう。

とはいえ、この方法は依頼者側からするとウケは良いようです。

なぜなら「現役の保育者に依頼ができる=安心して子供を預けられる」ということに繋がり、依頼者からは好意的に迎えられることが多いからです。

ハードワークではありますが、将来的に「個人事業主としてベビーシッターをやっていきたい」という人であれば、この方法でベビーシッターとして実績や新規開拓を行うのも良いかもしれませんね。

「個人事業主」

「保育の新しいカタチ」として、現在ベビーシッターの需要が増えています。

このことから、“個人事業主(フリーランス)”のベビーシッターとして活躍する人も増加傾向にあるのです。

これについては、

◆ベビーシッターに依頼する家庭が増えたこと
◆ベビーシッターのマッチングサイトなどが増えたこと

などが起因しており、「個人でも十分な活躍ができるようになってきている」という背景があるのです。

ちなみに、個人事業主(フリーランス)の場合は、報酬内容は自分で決めることができます。

最初のうちは相場に合わせたり・相場よりも安く引き受ける場合もあるかもしれませんが、報酬に上限がないため、実績を積めば積むほどに報酬はより良くなっていく可能性があります。

「報酬に上限がない」「時間の自由度を自分で作ることができる」

これが、個人事業主(フリーランス)のメリットといえるでしょう。

ただし、“働いた分しか報酬は稼げない=自分次第である”ということも忘れてはいけません。

会社が仕事を紹介してくれることはありませんし、お給料を支払ってくれることもありません。

自分で、仕事を見つけて、稼いでいかなくてはいけないのです。

お休みを取ったり、集客ができないままでいると、報酬はガクンと減ってしまう点には注意しておきましょう。

「給与」はどのくらいなの?


やはり、ベビーシッターに就職・転職を考える人にとって大切なことの一つは、「給与額」だと思います。

結論から言ってしまうと、「ベビーシッターの給与は人によって大きく異なる」こととなります。

◆どこで働くか?
◆どんな雇用形態で働くか?
◆実働時間はどれくらいか?
◆資格や経験の有無

など、人によって大きく異なることとなるのです。

また、この仕事は「利用者から依頼が入った時点で仕事が発生する」という仕組みなため、他職種と違って「毎月決まった金額が支払われる」ということもありません。

そのため、「どれだけ依頼を受けたか?」によっても、金額が変動するのです。

だからこそ、「固定給」ではなく「時給制」を取っている会社が多いのです。

まとめ

以上が、「ベビーシッターのなり方・働き方・給与」についてのご紹介となります。

ベビーシッターの需要が高まっていることから、確かに“入口”は広く設定されています。

無資格・未経験でも登録可能であったり、職に就ける可能性も確かにあります。

しかし、「誰にでもできる仕事ではない」ということも確かなのです。

◆「子どもが好きだから」
◆「子育ての経験があるから」

こういった理由で職に就く人もいますが、長く続けていけるかどうかは“自分次第”となります。

ベビーシッターの仕事は、当然のことながら“利用者からの依頼ありき”で成り立っています。

すべては、「お客様の信頼を勝ち取れるかどうか?」なのです。

人によっては、コンスタントに仕事が入らず、想定していた給与よりも少なくなってしまうかもしれません。

しかし、「実績を積み、利用者の信頼を勝ち取ることができれば、高い給与を得られる」という可能性もあるかもしれません。

もう一度言いますが、すべては“自分次第”なのです。

とはいえ、ベビーシッターの需要は確かに存在し、「保育士の新しい働き方の一つ」として注目を集めていることも間違いありません。

まずは、情報収集などを行い、知見を広げてみてください。

そして、Wワークなどで、一度経験をしてみてください。

いきなり「ベビーシッターになる!」と息巻いて転職をするのは、少しリスクが高いかと思います。

Wワークは大変ではありますが、経験を通して「ベビーシッターとして長くやっていけるだろうか?」ということを検討してみてほしいと思います。

尚、関連サイトとして、当社では「医療・介護・保育・福祉」などの採用サイトも取り扱っております。

詳細は以下リンクよりご参照いただければ幸いです。

さまざまな求人が掲載されておりますので、お仕事をお探しの方はぜひご覧ください。

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