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【表情筋の鍛え方】どうやったら鍛えられる?表情筋を鍛えて顔の運動不足を解消しよう!

この記事は約9分で読めます。

「筋肉」は、使わないと衰えてしまう……。

これは、体だけでなく“顔”であっても同じことが言えます。

顔の筋肉である「表情筋」は、無表情でいることが多くなるほど、“たるみ”“老け顔”につながってしまうのです。

前回の記事では、この「表情筋が衰える原因」について、詳しくご紹介をしました。

特に現代は「新型コロナウイルス」の影響により、「マスク着用の義務付け」「人との対面での会話の激減」など、意識していないとどんどん無表情化が深刻になりつつあります。

「たるみや老け顔が気になる……」

今回は、そんな方々のために「表情筋の鍛え方」について、詳しくご紹介をしていきたいと思います。

表情筋を鍛えるメリットとは?


まずは、表情筋を鍛えることで得られるメリットをご紹介します。

大別すると、以下の4つが該当します。

①表情が豊かになる
②メンタルヘルスに良い影響を与える
③しわやたるみが改善する
④活舌が良くなる

それぞれ、補足を加えていきましょう。

メリットその1.表情が豊かになる

冒頭で記載した通り、表情筋が衰えていくと「無表情」でいることが多くなります。

もしくは、口角が下がったり・眉間にしわが寄ったりして、“怒っている印象”を与えやすくもなるでしょう。

表情筋を鍛えることで、表情が豊かになり、上記の問題が解消されることとなります。

表情が豊かになるメリットは、以下の通りです。

◆感情表現が豊かになり、人の目に魅力的にうつる
◆コミュニケーションが円滑に進むようになる

「表情筋が下がる=単に老け顔になる」だけではないのです。

表情筋は、人とのコミュニケーションの場においても、重要な役割を果たしていると言えるのです。

メリットその2.メンタルヘルスに良い影響を与える

「例え辛い時であっても、無理にでも笑うこと。こうすることでリラックスし、本当に楽しくなってくる」

こういう話を聞いたことはないでしょうか。

そう、「笑顔」は人のメンタルに大きな影響を与えるのです。

これは実際に科学的根拠が立証されています。

脳というのは意外と単純なもので、「笑っている=ハッピーなのだな」と判断して、「幸せホルモン」という脳内物質を生成するのです。

逆に「いつも無表情or怒っている人」というのは、この幸せホルモンが生成されず、実際にもネガティブな出来事に遭遇する可能性が高まってしまいます。

表情は、メンタルに現れます。

「類は友を呼ぶ」ということわざがありますが、笑顔でいることが多い人のところには、似たような人が集まるのです。
(逆もしかり)

そのため、表情筋を鍛えて、常に笑顔でいられるよう工夫した方がいいのです。

メリットその3.しわやたるみが改善する

顔の筋肉は、“骨”と”皮膚”につながっているのです。

そのため、筋肉がしっかりと動いてぴんと張ることで、筋肉の上についている皮膚にも影響が表れます。

つまり、「しわ」「たるみ」「老け顔」などの予防につながるのです。

例えば……

◆目の周辺の筋肉を鍛える:目元のしわが改善される
◆顎周辺の筋肉を鍛える :二重あごが解消され、すっきりとした小顔になる
◆頬の筋肉を鍛える   :頬のお肉がきゅっと引き締まり、口角を高い位置で保てるようになる(=口角が上がる)

といったメリットにつながるのです。

メリットその4.活舌が良くなる

口の筋肉が衰えれば、活舌が悪くなってしまいます。

◆もごもごと何を言っているのか聞き取りづらい
◆舌を噛んでしまう恐れがある
◆(伝わらないから)話す意欲が失せて、どんどん表情筋が衰える

こういった状況に陥ってしまいます。

表情筋を鍛えることで、活舌も解消される可能性があります。

これらのことから、「表情筋を鍛えた方が良い」となるのです。

表情筋を鍛える方法について


次に、今回の本題である「表情筋の鍛え方」について、ご紹介をしていきたいと思います。

尚、ここで紹介する以外にもさまざまな「表情筋の鍛え方」が存在します。

気になる方は、この記事に加え「表情筋 鍛え方」などで検索をかけてみるのもいいかもしれません。

鍛え方その1.「あ・い・う・え・お」トレーニング

これは非常に有名な表情筋の鍛え方であり、誰にも簡単に実践できる内容となっています。

その方法は、「あ」「い」「う」「え」「お」と発音することです。

鏡の前で自分の表情を確認しながら、母音を発声する際にしっかりと表情筋を動かしてみましょう。

尚、各母音(あいうえお)を発音する際、5秒間ほど同じ表情をキープしてみてください。

こうすることで、より表情筋が鍛えられるようになります。

それと同時に“声を出す”ため、ストレス発散にもなるというメリットも付いてきます。

毎日続けることで、1週間ほどでその効果を実感できるようになるはずです。

鍛え方その2.「表情をころころと変える」

◆笑ったときの顔
◆怒ったときの顔
◆悲しいときの顔
◆考え事をしているときの顔

こちらも鏡の前で自分の表情を確認しながら、さまざまな表情を意識して作ってみてください。

「表情を変える=無表情でいることをなくす」という効果があります。

また表情筋は、普段の生活では全体の”約30%”ほどしか使用されていません。

残りの”約70%”は、意識して動かさないといけないのです。

加えて、冒頭でもお話した通り、現在は無表情でいる機会も増えているため、今まで以上に意識して表情を作らないと(表情筋を鍛えないと)いけません。

表情を変えることで、意識的に表情筋を鍛えることができますので、ぜひ実践してみてください。

鍛え方その3.「舌回し」トレーニング

これはマスクをしたままでも簡単にできる表情筋トレーニングです。

方法は以下の通り簡単です。

①:口を閉じたまま舌先を上唇と歯の間に入れる
②:舌先でほうれい線をなぞるように、時計回りに舌をゆっくり回す
③:②を10回行う
④:反時計回りも10回行う

口周りの筋肉にアプローチができるので、特に「ほうれい線」が気になる人におすすめとなります。

鍛え方その4.「ペットボトル」を使用した表情筋の鍛え方

こちらも簡単に実践できる内容となっています。

用意するものは「空の2lのペットボトル」のみです。

このペットボトルを口にくわえ、頬が凹むくらいに思いっきり息を吸い込んでください。

そして、5秒程度時間をかけ、ペットボトルの中にゆっくりと息を吐くのです。

これを「1セット×3回、1日に2セット行う」だけです。

これは表情筋だけでなく、心肺機能も高めて体力をつけることもできるエクササイズです。

特に運動不足の方にオススメできます。

ただ、最初のうちはうまく空気が吸い込めず「難しい……」と感じる人もいるかもしれません。

それでも、諦めずに毎日実践し続けてみてください。

いずれ慣れてくればスムーズに行うことができますし、そうなれば徐々に体力もついてきます。

鍛え方その5.「歯ブラシ」を使ったエクササイズ

歯磨きは毎日行うものです。

この毎日の歯磨きの時間を効果的に利用して、表情筋のトレーニングを行うことができます。

こちらも方法は簡単で、以下の通りとなります。

①:歯ブラシを横にして口にくわえ、上下の唇を強く閉じる
②:頬をすぼめてゆっくり息を吸ったら、この状態を8秒キープする
③:歯ブラシの背が左頬の内側に当たるように歯ブラシの向きを変え、ほうれい線部分を内側から伸ばすよう、歯ブラシを上から下へとゆっくり3回動かす
④:①に戻り、今度は②~③のエクササイズを右側のほうれい線に対して行う

口輪筋とつながる頬筋を鍛えることで、ほうれい線予防や口角アップ効果が期待できます。

ただし、口内が乾燥していると粘膜を傷つけてしまう恐れがあるため、歯みがき後に口腔内を清潔にしてから、たっぷり潤った状態で行うようにしましょう。

鍛え方その6.「よく噛む」

昔から、「食事はよく噛んで味わいなさい」と言われています。

その理由は2つあります。

◆食材の消化効率を上げるため
◆表情筋を鍛えるため

ただし、一つだけお伝えしておくべきことがあります。

それは「噛むために使用される筋肉は、表情筋ではない」ということです。

噛む際に使用される筋肉は、「咬筋(こうきん)」と呼ばれる、“骨格筋”の一種なのです。

この「咬筋」をしっかり動かすことによって、口の周りにある表情筋(口輪筋・大頬骨筋)に刺激を与えることができるというわけです。

つまり「噛む」という行為そのものが、表情筋の筋トレにつながっているのです。

ちなみに、咬筋は「固い食べ物を噛む」際に良く働きます。

現代の食事はどちらかというとやわらかいものが多く、好んで固い食事を選択する人は少ないかもしれません。

だからこそ、毎日の食事に、ぜひ歯ごたえのある食べ物を取り入れてみることをオススメします。

例えば、以下が良いでしょうか。

◆生野菜スティック
◆ごぼう・れんこん
◆玄米
◆フランスパン など

特に野菜や玄米は食物繊維も多く含まれているため、腸の調子を良くする効果もあり、健康にも良いとされています。

表情筋を効果的に鍛える”コツ”とは?


表情筋を効果的に鍛えるコツは、たった一つです。

それは、「普段から意識すること」です。

◆「表情」を意識する
◆「癖(噛み癖など)」を意識する
◆「食事」を意識する
◆「運動」を意識する

毎日「意識」を向けていれば、それがいずれ「良い習慣」となります。

そうすれば、いずれは無意識のうちにも表情筋を自然と鍛えているようになっているはずです。

これは、表情筋を鍛えることだけでなく、ダイエットや生活習慣の改善など、どんな物事にも役立てられるものです。

「日々の習慣」“良い方に向ける”“悪い方に向ける”か、その人の工夫次第です。

努力と工夫次第で、習慣は良いものへと導くことができるので、ぜひ毎日の行動を意識的に行ってみてください。

まとめ

表情が豊かな人とは、話しているだけで魅力的に感じると思います。

そして、表情を豊かするには、表情筋を鍛えることが一番です。

何もしなければ、表情筋はどんどん衰えてしまいます。

そうなれば、「加齢」もあって、どんどん「しわ」「たるみ」「ほうれい線」などが気になりだし、どんどん老け顔に近づいていってしまいます。

今回ご紹介した内容は、どれもこれも日常で簡単にできるシンプルなエクササイズです。

数分で終わる内容ですので、毎日エクササイズをして顔の筋肉をしっかり鍛えていくことをオススメします。

また、上記でもお伝えした通り、大切なのは「常日頃から意識し続け、良い習慣を身に着けること」です。

良い習慣が身につけば、体は自然と健康的になっていきます。

「生き方が顔に出る」とは、まさにこのことです。

日々の暮らしの中で、たくさんの感情を存分に感じて、表情筋を鍛えていきましょう。

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