「ダイエットって、どうやったら継続できるのだろう……?」
このようなことで悩んでいる人はいませんか?
以前の記事では、「ダイエットが続かない理由」についてご紹介をしました。
今回は、逆に「どうやったら継続ができるのか?」そのコツについて、詳しくご紹介をしていきたいと思います。
ダイエットを継続させる”コツ”について
概要
なにごとも「継続」させるためには、相応の工夫が必要です。
何の気なしに「○○をはじめよう!」と考えても、最初のうちはモチベーションのおかげである程度続くかもしれませんが、工夫をしなければ必ず途中で止めてしまいます。
残念ながら、人間は“意思の力”だけでは長く続けることはできないのです。
それは、ダイエットにおいても同じことが言えます。
特に、「ダイエットは苦行」という人もいる通り、食事を制限したり・運動をしたりなど、具体的な行動に移さないと結果はでません。
だからこそ、“長く続けるための工夫”が必要となってくるのです。
そして、そのための方法は、以下が挙げられます。
◆小さな行動からはじめていくこと
◆1日の摂取カロリーを計算すること
◆目の前のできごとに一喜一憂しないこと
◆ダイエット仲間を作ること
◆ダイエットそのものを”楽しむ”こと
順に補足していきましょう。
長期的な目標を設定すること
ダイエットを行う上で、多くの人が「すぐに結果を出したい!」と考えてしまいがちです。
だから、無理な食事制限をしたり・いきなり激しい運動を取り入れようとしたりするのです。
しかし、残念ながらそういう人は長続きしません。
大切なのは、「長期的な目標・行動計画を設定する」ことです。
この点については、別の記事でもご紹介しておりますので、以下も参照ください。
短期的なダイエットを行うと、継続が難しいばかりかリバウンドを引き起こす可能性にも繋がってしまいます。
そして、「ダイエット⇔リバウンド」を繰り返し続けると、余計に痩せにくくなり・不健康なカラダになってしまうのです。
「ダイエットをする」ではなく、「健康的な体を手に入れる」という点を意識して、長期的な行動計画を立ててみるようにしてください。
小さな行動からはじめていくこと
運動をするとき、まずは準備運動から行うと思います。
その理由は、「怪我をしないため」でもありますし、もちろんいきなりフルスロットルで動き出せばすぐにへばってしまうことでしょう。
ダイエットにも同じことが言えます。
無理な食事制限をしたり、いきなり激しい運動を取り入れてしまえば、返ってリバウンドの可能性や怪我や病気の元・長く続かないなど、さまざまな弊害が忍び寄ることになります。
大切なのは「長く続けること」です。
そのためには、いきなり大きな負荷をかけないこと。
そして、少しずつ負荷をかけていくこと、です。
なぜなら、「長く続けていると、体がそれに慣れてくるから」です。
例えば、最初は20回腹筋するだけでも筋肉痛になるようなことがあっても、それを続けていくといつしか筋肉痛は起こらなくなります。
これは、「体が腹筋20回に慣れてしまった」から起こることなのです。
そうなってきたら、30回・40回……と、少しずつ回数を増やし、体の負荷を大きくしていきます。
そうすることで、腹筋が鍛えられていくこととなります。
「小さなことからコツコツと積み上げていく」ことで、自分の思い描く理想の体型を手に入れることができるようになるのです。
1日の摂取カロリーを計算すること
以下の記事でもご紹介した通り、「消費カロリーが摂取カロリーを上回れば太ることはありません」。
だからこそ、「毎日の摂取カロリーを計算し・記録する」ことが大切と言えます。
なぜなら「数値を明確にすることで、具体的な行動計画に落とし込みやすくなる」からです。
ダイエットが続かないと悩んでいる人の多くは、ここが不明確な場合が多いです。
◆「運動しているつもりなんだけどなぁ……」
“つもり”ではなく、具体的な数値を確認することで、日々の自分の行動を正確に見つめなおすことができるようになるのです。
目の前のできごとに一喜一憂しないこと
長期的な目標を立てて具体的な行動に落とし込んでいると、その途中でさまざまな出来事に遭遇すると思います。
◆「ストレスで、暴飲暴食をしてしまった……」
◆「つい好きなものに手を出してしまった……」
◆「体重がなかなか減らない……(体脂肪がなかなか落ちない)」
◆「サボってしまった……」
ストレス社会の現代を生きていく中で、実にさまざまなことが起こると思います。
それに「人間」なんですから、時には衝動に駆られたり・サボったりすることもあるでしょう。
それが、ある意味“普通”です。
問題なのは、そういう時に「もう止めよう……」と諦めてしまうことです。
目の前の出来事に一喜一憂せずに、「そういう時もあるよね」と思うくらいでいいのです。
そして、改めて気持ちを切り替えて、「目標に近づくためにはどうすればいいか?」という具体的な行動計画を立て直してみてください。
焦らず・急がず・じっくりとダイエットを楽しんでいきましょう。
ダイエット仲間を作ること
継続のコツとして良く挙げられるのが、「同じ目標(=ダイエット)を持つ仲間を見つけて、一緒に頑張ること」があります。
その理由は、2つあります。
1つは、「一人で黙々と頑張るよりも、同じ目標を持つ仲間と一緒に頑張る方がモチベーションアップに繋がるから」です。
そしてもう1つは、「誰かに見られている(監視されている)という状況下の方が、”強制力が働く”から」です。
分かりやすい例えが、「勉強」ではないでしょうか。
親や友人に見られている(監視されている状況)の方が「勉強しなければいけない」という気持ちになって、(ある種否が応でも)勉強しようという気になります(それが”=強制力”である)。
ダイエットにおいても同じことが言え、誰かと一緒に行っている方が「楽しい」し「強制力も働く」ため、オススメの手段と言えるでしょう。
ただし、注意点も2つあります。
1つは、「一人で黙々と継続するのが好きな人」の場合です。
この場合は、誰かと一緒にダイエットすることが、逆にストレスとなることもあります。
そしてもう1つは、「一緒に頑張っている仲間に(気持ちが)流されてしまう場合がある」ことです。
一緒に頑張っていた人が、もしダイエットを挫折した場合……、同じように「私も諦めてしまおうかな……」と気持ちが楽な方に向かってしまう恐れがあるのです。
もちろん、感じ方は人それぞれですが、“こういう注意点もある”ということを念頭に置いて、自分に合ったやり方を見つけるのがベストかと思います。
ダイエットそのものを”楽しむ”こと
最後はこれです。
「ダイエットは苦行……」と捉える人がいます。
それでも、「痩せないといけないから、ダイエットを頑張る……」とネガティブな気持ちからダイエットに入ろうとする人が多いのです。
そういう人ほど、短期的にダイエットを行おうとするため、無理な食事制限を決行しようとするのです。
そして、リバウンド⇔ダイエットを繰り返し、沼にハマっていくのです……。
しかし、良く考えてみてください。
嫌なことが、長続きすると思いますか?
“楽しい”からこそ、自分でも気づかぬ間に「継続(熱中)する」のではないでしょうか?
だからこそ、「ダイエットそのものを楽しんで行う」必要があるのです。
大切なのは、“その手段やモチベーションとなるもの”を見つけることです。
特に、上記の「ダイエット仲間を見つける」ことは、その典型例ですね。
もちろん「楽しみ方」は、人それぞれで異なります。
ぜひ、自分に合った方法で、長期的に“ダイエット”……ではなく、「長期的に健康的な体を作る」工夫を行ってみてください。
まとめ
ダイエットの方法は、他にもさまざまに存在します。
その手段については、過去の記事にてご紹介しておりますので、そちらを参照してみてください。
ただし、上記でご紹介しているのはあくまで“ダイエットの手段”です。
もう一度言いますが、一番大切なのは「ダイエット(健康的なカラダ作り)を楽しんで行うこと」にあります。
◆適度に運動を行う
◆生活習慣を整える
もちろん、すべてを完璧にこなせれば問題ありませんが、そもそも「それが出来ていないから、太る」のです。
だからこそ、「無理に頑張ろう」とするのではなく、「継続するにはどうすればいいか?」を念頭に置いて、行動計画を立てた方がいいのです。
まずは、「現状の自分を知るために、体重や体脂肪率を計測する」ところから始めてみてください。
そして、「いつまでに○○kgの体重(or体脂肪率)にしたい」のかを明確にし「そのためにどんな方法を用いればいいのか?」を模索してみてください。
※ただし、短期的ではなく、長期的な行動計画を立ててみてください※
その上で、「どうすれば継続しやすくなるのか?」を考えて、具体的な行動計画に落とし込んでみてください。
後は、「楽しんでダイエットを行う」を実行してみてください。
そうすれば、“ダイエットに成功する”だけでなく、“健康的なカラダを手に入れる”ことができるようになるでしょう。
何も難しいことはありません。
“難しい”と考えるから難しくなるのです。
ぜひ、自分に合ったやり方で、楽しんでダイエットと行える工夫づくりをしてみてください