これまでの記事で、「顔太りの原因・対処法」についてのご紹介をしてきました。
当然のことながら、「顔」も“体の一部”であり、生活習慣が整えば顔つきも変わり、逆に生活習慣が悪ければそれが表情に表れてしまいます。
だからこそ、“日々の生活を見直していく”必要があるのです。
それは、「食事」でも同じことが言えます。
今回は、「顔痩せ」に対しての、オススメの食べ方や食べ物について、詳しくご紹介していきたいと思います。
そもそも、なぜ「顔の脂肪は落ちにくい」と言われているのか?
◆「顔太り」
◆「顔痩せ」
◆「二重あご」
などなど……。
インターネットで検索をすれば、さまざまな「顔痩せ」の方法が閲覧できます。
そして、そのほとんどの情報に記載されているのが、「顔の脂肪を落とすのは、他の部位に比べてハードルが高い」ということです。
なぜ、「顔の脂肪は落ちにくい」と言われているのでしょうか。
その最大の理由は、「筋肉の衰えが影響している可能性がある」からです。
以前に別の記事でも記載しましたが、「筋肉は脂肪を燃焼させる」という効果があります。
人間の筋肉は、“加齢”とともに衰えていきます。
それは、顔の筋肉についても同じことが言えます。
だからこそ、筋肉が衰えると顔についている脂肪が重力で下に引っ張られ、結果として「顔がたるんで見える」という現象につながるのです。
加えて、体には“脂肪が燃焼しやすい部位”と“そうでない部位”が存在します。
顔は、脂肪が燃焼しにくい部位……その最たる例であり、全身の脂肪の中でも最後に燃焼されるケースが多いのです。
だから、“必死に運動をして痩せても、顔の脂肪だけは最後まで残る”という状態になってしまう恐れがあるのです。
食べ方や調理法を意識するだけで、顔痩せにつながる…!?
冒頭でもお話した通り、“顔も体の一部”であるため、食生活の改善が顔のダイエットにも効果的となります。
この項目では、「食べ方や調理法の工夫」について、詳しくご紹介をしていきましょう。
その1.:「よく噛んで食べること」
ダイエットの基本は、「よく噛んで食べること」にあります。
これは、昔から言われていることであり、小さいころに「ご飯はよく噛んで食べなさい!」と言われた方も多いのではないでしょうか。
この理由は、以下の2つが挙げられます。
②噛むことで、顔の筋肉が鍛えられるため
どちらも重要ですが、特に「顔痩せ」においては②がとても大切になります。
噛む回数が増えれば増えるほど、顔の筋肉をしっかり動かすことができます。
特に近年の食事は柔らかいものも多いため、“小さいころから顔(あご)の筋肉が発達していない”という人も多いです。
そのままの状態で大人になってしまうと、二重あごなどの原因にもなりかねませんので、「よく噛む」や「固い食材を食す」などの工夫を行っていきましょう。
尚、おやつの代わりにガムを噛むのもオススメです。
ただし、ガムは「キシリトールガム」などを選ぶようにしてください。
糖分が多いガムは虫歯の原因となるだけでなく、太りやすい体質にもなってしまうからです。
その2.「油の多い調理を控える」
これは、あくまで“控える”であって、“一切摂取しない”という意味ではありません。
仮にダイエットをしている時であっても、適量の油は摂取しておいた方がいいのです。
ただ、油もの(唐揚げ・フライ・てんぷらなど)の摂取量が多くなってしまうと、太りやすい体質となってしまいます。
これは糖分にも同じことが言えますが、過度な摂取は控えるようにしましょう。
「付いてしまった脂肪を落とす」
これも非常に大切なことではありますが、そもそも「脂肪を蓄積させないように、食生活を改善する=予防する」という努力も必要なことの一つなのです。
その3.「余分な塩分を摂らないようにする」
これも上記と同じく、「過剰摂取を控える」という点を意識しましょう。
塩分も、人が生きていく上で重要な成分の一つなのです。
ただし、「摂りすぎ」は要注意です。
むくみの原因となることはもちろん、過剰摂取は生活習慣病の原因にもなってしまいます。
◆味の濃い料理が好きな方
こういった方は特に注意が必要なので、日ごろから塩分量には意識を向けておいた方がいいでしょう。
「顔痩せ」に効果がある食べ物とは?
「食生活の見直し」だけでなく、「顔痩せに効果がある食べ物」というものも存在します。
この項目にて、それらをいくつかピックアップしてご紹介していきましょう。
その1.「顔の筋肉に働きかける食べ物」について
上項でもお伝えした通り、顔の筋肉を発達させることが顔のダイエットにもっとも効果的となります。
(顔の)筋肉を鍛える・筋肉の緊張をほぐす・筋肉の材料となるたんぱく質を摂取する……こういったことを行えば、顔の筋肉が発達し、フェイスラインの引き締めにつながるのです。
そのために効果的な食べ物は、以下が代表的です。
②:セロリの葉・ピーマン・きゅうりなど
③:鶏むね肉・ささみ・卵など
順に補足を加えていきましょう。
「ビーフジャーキー」
歯ごたえがあって噛む回数が増えるビーフジャーキーは、顔の筋肉(=表情筋)を鍛えるのにうってつけの食べ物となります。
また、これには「たんぱく質・ミネラル・ビタミン類など」も豊富に含まれているため、ダイエット中の栄養不足の解消にも一役買ってくれるはずです。
「セロリの葉・ピーマン・きゅうりなど」
これらには「ピラジン」という成分が含まれています。
「ピラジン」とは、血流を改善して筋肉の凝りをほぐす効果が期待でき、顔の筋肉の緊張をほぐす効果があります。
緊張がほぐれれば、それだけ顔の血流が良くなり、不純物や老廃物を溜め込みにくくなりますので、これも顔痩せに効果的と言えるでしょう。
「鶏むね肉・ささみ・卵など」
「たんぱく質」は、筋肉の材料となるため、例えダイエット中であっても接触に摂取していかなくてはいけません。
しかし、「たんぱく質」が含まれている食品の多くは“肉”となるため、同時に「糖質」や「脂質」も摂取してしまうこととなります。
そのため、鶏むね肉・ささみ・卵などの“低糖質・低脂質・高たんぱく質”な食品を積極的に摂取していくといいでしょう。
その2.「脂肪燃焼」に効果が期待できる食べ物について
上項でもお伝えした通り、「顔についた脂肪は落とすのが大変」と言われています。
そのため、以下のような脂肪燃焼に役立つ食べ物も、積極的に摂取していくことをオススメします。
②:赤身肉
こちらも、以下で捕捉を加えていきます。
「生姜」
“生姜=体を温める効果”があり、それは「基礎代謝を高める」動きがあるとされています。
基礎代謝が上がれば、脂肪が燃焼されやすくなるため、太りにくく・痩せやすい体質を得ることができるようになるでしょう。
基礎代謝については、以前に別の記事にてご紹介しておりますので、以下を参照ください。
「赤身肉」
「ダイエット中にお肉……!?」と思う人もいるかもしれませんが、そもそも人が生きていく上で肉から摂取できる栄養素も必要不可欠なものです。
肉を完全に食べずに生活する……風習にもよりけりではありますが、少なくとも“ダイエット=肉を完全に遮断する”ことは絶対にできませんし、してはいけません。
その点については、以下の「必須栄養素」の記事にて詳しくご紹介しておりますので、以下を参照ください。
赤身肉……とくに「ラム肉」や「牛」などは、以下の成分が豊富に含まれているため、筋肉痩せを防ぐ効果も期待できます。
◆「たんぱく質」:筋肉を形成する
ただし、「赤身肉は食べなきゃいけないんだ!」と言って、過剰摂取するのは意味がありません。
なにごとも「適度」が重要です。
ダイエット中であっても積極的に食べることをオススメはしますが、過剰摂取し過ぎないようにご注意ください。
その3.「むくみの解消」に役立つ食べ物について
顔太りの原因の一つに、「むくみ」が挙げられます。
この「むくみ」を解消するには、“塩分”や”水分”の排出をうながす食品を摂るのがおすすめと言われています。
そのために重要な要素の一つは、やはり「水分」です。
水分が不足すると、体は本能的に水分の排出を抑えようと動いてしまい、かえって「むくみ」が酷くなってしまいます。
そのため、適度に水分を摂取するようにしてください。
ただし、あくまで摂取する水分は「水」です。
アルコールはもってのほかですし、コーヒーやジュースも「水分を摂取した」とは言いません。
この点には注意をしておきましょう。
そしてもう一つは、余分な塩分の排出をうながす「カリウム」が多く含まれている、以下の食材たちです。
◆ほうれん草
◆小松菜
◆海藻類 など
上記には「食物繊維」も豊富に含まれているため、ダイエット中の便秘解消にも効果的と言われています。
例えば、「おやつをバナナ」にし、「食事の際に海藻サラダ」を食べるなどするのがオススメです。
ちなみに、食事をする際は、先にサラダなどの食物繊維が含まれている食材から食べることをオススメします。
理由は「(食物繊維により)食べ過ぎの防止につながる」からです。
メインディッシュである「お肉やご飯から食べたい……」と考える人も多いかもしれませんが、先に前菜としてサラダなどを食す習慣をつけるのも良いかと思います。
まとめ
以上が、「顔痩せ」に効果的な食べ方や食べ物の紹介となります。
「顔痩せは難しい……」
確かにそれは事実ではありますが、食べ方を工夫し・食べるものを上手に選べば、顔痩せを行うことも不可能ではありません。
なぜなら、「”出来ない”わけではなく、あくまで”難しい”というだけ」なのですから……。
工夫一つで、理想のフェイスラインに近づけることも可能なのです。
ただし、「一度顔についた脂肪を落とすのは困難である」
これも確かではあります。
そのため、大切なのは「予防」することです。
どんな物事にも同じことが言えますが、「問題が起こってから対処するのではなく、予防する」こと。
予防ができれば、その健康状態を長く維持することができ、理想の状態を長くキープすることができるようになるのです。
食生活の改善はもちろん、日々の生活習慣もしっかりと改善し、理想の体型・理想のフェイスラインを維持できるように頑張ってみてください。